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舞台は一万年以上前の古代日本。善なる亞神(あしん)と悪なる威神(いしん)らが目に見える神々として存在していた時代。目に見えぬ神々を信奉する部族の少年・鷹野は兄のような存在で師でもある青年・青比古との修行中、川に流され捨てられていた赤ん坊を拾う。トオコと名付けられたその赤ん坊は、家族のいない鷹野の強い希望により妹として育てられることになる。
平和に時が過ぎトオコが7歳になったある日、自分たちの邑(むら)が邪悪な威神・鬼幽の一派によって襲われてしまう。生き残ったのは用があり外出していたトオコ、鷹野、青比古のみ。彼らは邑を離れ、威神と対立する亞神の信徒たちと行動を共にすることになる...。
イティハーサは十数年かけて描かれた作品なのですが、ストーリーの壮大さや絵の安定した美しさなど全体的に完成度が高く、作者の並々ならぬ才能と表現力を感じさせられます。神々のことが描かれていますが宗教色が濃いわけではなく、どちらかといえば善悪だけでは区別し切れない人間の複雑さが描かれているように思います。
「おすすめの本は?」と聞かれたら、間違いなくこの作品をすすめると思います。
ハヤカワ書房から出ているイティハーサは全7巻。文庫本サイズなので場所も取らないですし持ち運びにもいいと思います。
深く考えさせてくれる素晴らしい作品。透明感のある絵も美しい。
このような作品を描いてくれた著者に感謝したい。
人とは何か? 神とは何か? そうして、神とは必要なものなのか?
善とは何か? 悪とは何か? そうして、悪とは排除されねばならぬものなのか?
人は、善のみで生きていくものではない。
そしてまた、救いは一つではない。 それぞれに、それぞれの生き方があり、それぞれの救いがある。
こんな壮大な物語を、こんなにも美しく描ききる力。 そう、小説でも映画でもない、「マンガ」というメディアで あればこそ表現できた物語。 私は「マンガ」のある国に生まれたことを本当に幸せに思う。
この作品に出逢えて、本当に良かった。
作りが丁寧なのは勿論のこと(何と言っても「職人気質」だそうですから)、... 続きを読む
気になる方は是非読んでみてください。
普通の漫画と違い、色んな事、学べるし、考えてしまう、... 続きを読む
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