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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
絵画の見方への示唆,
By イタリアにはまった老年 (東京都江戸川区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: イタリア絵画史 (単行本)
絵画の見方には様々な学者の成果が反映されている。ルネサンス前後のイタリア絵画を鑑賞するための教養として、最近ではイコノロジーのよ うな視点からの見方なども紹介されている。 私のような素人には、3大巨匠くらいしか知らなかった時、イタリアには 日本で紹介されていない画家や芸術家が沢山いることを知り、書籍を物 色していると、本書が参考資料として多くあげられているので、読んで 見た。 イタリア絵画の美術史として中世後期からバロックを中心とした絵画史 が主題ではあるが、”イデー”としてまとめられているロンギの絵画の 見方----線、造形、色彩、といった様式による美学・美術史観がまとめ られており、イタリア絵画のロンギ的見方による美術史入門となってい る。モノクロではあるが図版も多くありロンギの見方を理解させてくれる。 また、訳者による解説があるが、それによって、美術史という学問世界 の流れとロンギの位置がわかり、素人には良い美術史のテキストとなっている。 さらに、本書が1914年に書かれた学生向け講義録を夫人であるアンナバ ンティが後年出版したものということを示す序文がある。
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
イタリア絵画に懸ける情熱,
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レビュー対象商品: イタリア絵画史 (単行本)
カラヴァッジョの絵画発見者として知られ、イタリア絵画研究の一人者であるロベルト・ロンギ氏によって書かれたこの「イタリア絵画史」。中世のイタリア絵画の流れを大きな枠組みで捉え解説していくその内容は、実に簡潔でわかりやすい。また、画家や絵画についての説明だけでなく、技法についての意見が述べられより一層作品の説明に深みを与えている。そして、何より本書から感じられるのは、著者のイタリア絵画に対する情熱である。絵画を冷静な目で分析しつつも感性を重視した作品への接し方がひしひしと伝わってくる。まるで読み手の目の前に絵画が存在しているかのような印象を与える独特な語りは、大学教授でもあった著者の生徒に対する愛情を感じさせる。
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