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イタリア・マフィア (ちくま新書)
 
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イタリア・マフィア (ちくま新書) [新書]

シルヴィオ ピエルサンティ , Silvio Piersanti , 朝田 今日子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

政、財、官、そして宗教界にまで広がるマフィア。伝統的なマ
フィアから現代のマフィアに移り行く様子、バチカンとの金融スキャンダル、
43年間逃亡生活を続けた大ボスの、2006年春に起こった突然の逮捕劇など、
現代のイタリアを背景に謎に包まれたマフィアの実態に迫る。

内容(「BOOK」データベースより)

残忍な殺人をいともたやすく遂行する。有力政治家を操り、ときの首相ですら思いのまま。武器・臓器売買、マネー・ロンダリング、恐喝、高利貸し…などで、国家予算なみの金を動かす。フリーメーソンやアメリカ諜報機関、さらにはローマ教皇との太いパイプさえもつと言われる「イタリア・マフィア」。その陰惨を極める事件の数々から彼らの血の掟、ゴッドファーザーの冷酷な素顔まで―。“世界の黒幕”の実像に迫る。

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/03)
  • ISBN-10: 4480063528
  • ISBN-13: 978-4480063526
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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45 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By picander トップ500レビュアー
形式:新書
それにしても、南イタリアのマフィア(コーザ・ノストラ)の力の強さは計り知れない。

日本でも暴力団は一定の勢力を持っているし政治経済への関与は多少ならずあるとは思うが、イタリアでは裏社会というよりも、表から圧倒的な支配力を持っている。

指名手配されているはずのマフィアのボスが、警察署の近くで隠れることもなく何十年も暮らしている、という状況だ。

マフィアは、バチカン、イタリア首相などを「友人」としており、司直の手が伸びることはない。

マフィア捜査を担当し、マフィアの根絶を目指した検察官、裁判官、刑事、政治家、ジャーナリストは、ことごとく殺害されている。イタリア・マフィアは敵と共存はせず、必ず親族含めて根絶やしにする。

連日のようにマフィアによる殺害が行われており、政治、司法、警察もマフィアの支配下に置かれている状況で、庶民はひたすら静かに暮らすしかない。安月給かつ圧倒的小人数でマフィアと戦わなければいけない警察や憲兵に強い正義感を求めるのも無理がある。

それでも感動的であったのは、確実に殺されるとわかっていながらも、マフィアのない社会を目指して果敢に戦う検察官達である。政権、検察、警察、裁判官等にマフィアの友人が潜んでおり、内部からも「これ以上はやめろ」と強い妨害・脅迫を受ける中で、捜査を続ける孤独は如何ほどのものか。

ワインや料理、サッカーなどからイタリア人気質を礼賛する本は多数あるが、このような状況で暮らす庶民の悲哀を知った上でのイタリア理解でなければ、フジヤマ・ゲイシャの日本理解と大差はないだろう。

日本語訳がこなれておらず、若干文意がわかりにくい文章や日本語のミスがあるのは残念。
このレビューは参考になりましたか?
34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 哲学する河童 トップ500レビュアー
形式:新書
「マフィア」と聞けば、もちろん悪い集団なんだけれども、「危ない」「ヤバイ」ところにどことなくカッコ良さを感じてしまう人もいるのではないだろうか。

本書を読む前は評者もその一人であったが、読後そんなイメージは完全に消え失せた。

思っていたよりも、もっと簡単に人を殺す。

逆らう人間は殺すし、裏切る人間も殺す。

それが命令であれば、親でも、子でも。

そして、マフィアの関係者は、国中いたるところに存在し、政治家・警察内部関係者・司祭等の中にもメンバーもしくはメンバーと繋がりのある人間がいるために、政府や民衆が立ち上がろうとしても動きが筒抜けになり、仮に勇気ある人間が抵抗しても殺されてしまう。

国中が、というよりも国が、マフィアを恐れている。

そうやってイタリアでは昔から、恐怖を背景にマフィアが自分たちのルールで(彼らの中では組織内のルールが「法律」)、自分たちの思い通りにやってき要求を通していたのだから、これはもう常時継続的なテロリズムではないか。

最近日本の「ヤクザ」がマフィア化しているという話を聞くが、本当なら怖いことである。

もしかしたらありえるかもしれない日本の未来を(ありえないだろうし、ありえて欲しくないけれども)長年に渡ってイタリアは経験しているわけであるから、その概要だけでも本書を読んで知っておくことは、これから先に日本に住んでいく上で、無駄なことではないように思う。

著者が暗殺されたりしないか心配。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
イタリアの陰 2007/3/31
By tako-cyan VINE™ メンバー
形式:新書
イタリアと言えばファッション、車、パスタ、ピッツァなど世界の洒落者や美食家を
惹きつける国だ。一方光ある所に陰あり、それがイタリアンマフィアの存在だ。
本書は、イタリアンマフィアの歴史とその犯罪史、また著名な政治家や宗教家と
果てはアメリカとの繋がりまでを解説しており、法律等のルールは建前に過ぎず、
今のアメリカを見ても感じることではありますが、
しょせん世界を支配しているのは暴力である事を改めて認識させられます。
日本人はとりわけ欧米に対し、光の部分しか見せられていない、見ていない傾向に
あります。そして欧州と日本を比較し、自国を批判する人間が多いが
光の部分に憧れるだけではなく、欧州も日本同様に暗黒の部分があり、
それは日本以上の残酷さが存在することを知っておいた方が良いのではないか。
本書はそのためのエッセンスとなると思います。
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イタリア観が変わります。
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投稿日: 2009/12/12 投稿者: t-tatsumi
何とも言えない。
どうなんでしょう。
イタリアは仕事で何度か行きましたが、こんな危ない空気を感じた事はありません。... 続きを読む
投稿日: 2009/6/12 投稿者: しろうと。
まるでギャングスター映画の名場面集のよう
暗殺からヴァチカンのマネーロンダリングまで。ハリウッドで映画化されたマフィアのイメージをなぞるかのようで、読み物としては面白いですね。... 続きを読む
投稿日: 2008/3/28 投稿者: Violetta
マフィアと戦う男たちの記録
イタリアには仕事で何回か行っているし、これからもいろいろ行きそうなので読んでみた。マフィアと仕事をする予定は無いけど。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/2 投稿者: 唐沢 大
貧乏人による貧乏人の貧乏人の為の非国家イタリア
 イタリアではよくサッカーの試合で観客や警察の死亡者が出る。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/2 投稿者: 如是我聞
恐いですね
イタリアといえば、
ファッション、美食、デザイン、車、名作映画、サッカー
と非常に魅力的な印象を持ちます。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/24 投稿者: ぷりんちゃん
映画を超えた現実
いつの時代でも国家の形態問わず為政者とその暴力装置は

光と影となり、擁護し、される存在である。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/2 投稿者: 暴れん消防軍
イタリアの側面
この本を読むと、なぜバチカンが重要なのか、世界で宗教が力を持つのかが別の側面からわかる。... 続きを読む
投稿日: 2007/3/12 投稿者: ロレンツォ
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