「狐と葡萄」「北風と太陽」など子供の頃に読んだ話ががもう一度読みたくて購入したのだが、全471篇全てが面白い。解りやすい風刺と教訓、簡潔な文章、寓話の見本である。話の最後にオチのように寓意が書かれているのだがこれも良い。
無学な私は、解説を読むまで、イソップ寓話が紀元前のギリシャで生まれたことも知らなかったのだが、それを知った後で読んでみても、頷けることばかりである。人間の本質は何世紀経っても何も変わらないということか…。恐るべしギリシャ哲学。
全編を一気に読むのではなく、毎日少しずつ読むのがいいように思う。
子供の頃読んだ「狐と葡萄」の狐の最後のセリフ。私の記憶では「あの葡萄はすっぱいに違いない」だったのだが、原典訳であるこの寓話集では「まだ熟れてない」であった。個人的には前者の方が好きなのだが・・・。