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「イスラム原理主義」なんて言葉は、もう使わないほうがいいのでしょうね。
マスコミでは「イスラム原理主義」と「イスラム過激派」があまり区別されているようには思えず、
イスラーム教の原理を追い求めれば過激になるかのような印象を、今までどこか捨てきれないでいたのですが、
そうではない、ということをあらためて知りました。
著者の言うように「伝えられるイスラーム」に翻弄されていたのだと思います。
著者はイスラームの立場からこの本を書いていますが、決して感情的にはなっていないと思います。
むしろこうしたイスラームからの声に、耳を傾けることこそ必要なことなのではないかと感じました。
ありがたいおじいちゃんの話を「科学的ではない!」と批判するのがナンセンスなように、
(そういう生き方をするかどうかは別として)まずは受け入れること。
第1章のキリスト教やユダヤ教、西洋に対する見解については、いろいろと違和感を覚えるところもありますが、
そうした違和感を感じること自体、意味のあることだと思います。
「オクシデンタリズム」て片付けてしまうにはもったいないと思いました。
巻末のアラビア語対照表も読めないながらも楽しかったり。
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