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イスラム金融入門―世界マネーの新潮流 (幻冬舎新書)
 
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イスラム金融入門―世界マネーの新潮流 (幻冬舎新書) [新書]

門倉 貴史
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

サブプライム・ショックでアメリカ型経済システムへの信頼が失墜するなか、「イスラム金融」の存在感が高まっている。イスラム金融とはイスラム教の戒律シャリーアに従った金融の仕組み。最大の特徴は「利子」がないことにある。いまイスラム金融市場には中東の巨額なオイルマネーが流入、急拡大する市場に参入すべく、非イスラム教国も商品開発・インフラ整備に乗り出した。イスラム金融は世界金融市場を制するのか?日本は乗り遅れていないのか?注目の金融システムのすべてが分かる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

門倉 貴史
1971年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、(株)浜銀総合研究所に入社。(株)第一生命経済研究所主任エコノミスト等を経て、2005年7月よりBRICs経済研究所代表を務める。08年度同志社大学大学院非常勤講師。専門は、日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 222ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2008/05)
  • ISBN-10: 4344980794
  • ISBN-13: 978-4344980792
  • 発売日: 2008/05
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 至高の豚 トップ1000レビュアー
形式:新書
コーランでは「金銭の使用について利子を課すこと」を禁じているため
イスラム諸国では、利子という形式を避けた金融取引が盛んになっている。

これまで、イスラム諸国はオイルマネーの「投資家」としかみなされていなかったのだが、
現在はイスラム金融により、投資を呼び込む「金融センター」としての存在感が増している。

イスラム金融が急速に発展している理由としては
(1)ムスリムの人口増加。
  (全世界で約15億7千万人、世界人口の約25%、イスラム教は避妊を認めていない)
(2)原油の国際価格の急騰
(3)9.11事件以降のアメリカが一部のイスラム諸国の金融資産凍結を行ったこと。
 等々を挙げている。

イスラム金融のスキーム、各国別のイスラム金融事情について、丁寧かつ分かりやすく
述べられており、格好の入門書となっていると思う。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ノブ
形式:新書
最近話題のイスラム金融に関する本。イスラム金融の本はいくつか出てるけどわかりやすさという点では群を抜いていると言える。最初に出てくる難しい言葉をおさえておけばあとはすぐに読めます。イスラム金融の有力グループとして著者はMEDUSAを挙げている。マレーシア、エジプト、ドバイ、サウジアラビアなんだとか。そういえばVISTAのの提唱者もこの著者だった。この人にはネーミングのセンスもあるね。身近な話題やコラムも豊富に盛り込まれていて読んでいてあきない。類書を読んだ人も一読の価値ありではないかと。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書は、イスラム金融に初めて触れるヒト、もしくはどこかで聞いたこととかあって、何となく興味あるけど、イスラムチックな専門用語とかが出来ててイマイチ取っつきにくいな、というヒトたちお奨めです。本書は、イスラム金融とは何かを簡易に説明しながら、イスラム諸国がそれぞれどのようにイスラム金融を取り入れ、各国家経済に浸透させようとしているか、現状では発展途上国/地域といわれそうな処でさえも、イスラム金融を大きな飛び道具として、大躍進する可能性を述べている。
イスラム金融とは、イスラム教の戒律シャーリアの趣旨に矛盾しない金融の仕組みを指す(??)と思われるが、その最大の特徴は「金利」という概念が否定されいることである。よって金利を稼ぐビジネスはイスラム金融ではない。ではどうやって稼ぐのか。それは、銀行が、時として商社(=物品売買の仲介者となり販売マージンを稼ぐ)、リース会社(=長期的に賃貸借をし、リース料を稼ぐ)、投資銀行(=クチは出さないベンチャーキャピタリスト)、投資家(=クチも出す共同経営者)となり、それぞれ事業収益を投資家と分け合って収益を稼ぐのだそうだ。詳しくは本書に譲るが、イスラム教徒の人口及び人口増加率などを考慮すると、イスラム金融の今後のポテンシャルはもしかすると世界有数のものがあるのかもしれないと、本書を読んで思った。アメリカ発の金融危機が日本や主要経済大国を直撃する現在、西南アジア、東南アジアも決して安泰とは言えないが、アメリカや日本の回復が遅れるほどに、イスラム金融のプレゼンスは日増しに増大するのではないか。
 本書の弱点は、基本書が故の宿命なのかもしれないが、内容が表面的な事実関係の時系列的な追跡に終始し、さほど濃いとは言えず、金融ビジネスや商社ビジネスの経験のある者にとっては、要するにそういうことか、という感想しか残らないことだ。また、書かれている情報、データが、サブプライムの深刻化以前のものばかりであるため、「今はどうなっている??」という疑問が少なからず湧いてくる。そういう意味から考えても本書の続編を望みたいところだ。また本書執筆にあたり、著者はどれほどイスラム金融の本場の国や地域に足を運んだのだろうか。文章、構成などは分かりやすかったが、全体として迫力というかキレなどを感じさせないタッチだった。「エコノミスト」か「東洋経済」の特集を切り貼りした学生のレポートのような雰囲気も感じた。その点、大前研一氏のいわゆる中国三部作、ロシア、東欧関連作品に比べると、迫力が全然劣るのが残念。テーマが斬新で、これから伸びる分野と思われるだけに余計にそう思う。また、手頃な入門書も現在ではまだ少ないので、本来ならば本書で「ガッツリ」読者をつかんで、イスラム金融=門倉というブランドを作り上げてほしかった。
 続編が出たらすぐに読んでみたいところだ。内容の深化とイスラム金融の根底的な動きにたいするキレのあるインサイトを次回に期待したい。
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イスラム諸国では、利子という形式を避けた金融取引が盛んになっている。... 続きを読む
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