コーランでは「金銭の使用について利子を課すこと」を禁じているため
イスラム諸国では、利子という形式を避けた金融取引が盛んになっている。
これまで、イスラム諸国はオイルマネーの「投資家」としかみなされていなかったのだが、
現在はイスラム金融により、投資を呼び込む「金融センター」としての存在感が増している。
イスラム金融が急速に発展している理由としては
(1)ムスリムの人口増加。
(全世界で約15億7千万人、世界人口の約25%、イスラム教は避妊を認めていない)
(2)原油の国際価格の急騰
(3)9.11事件以降のアメリカが一部のイスラム諸国の金融資産凍結を行ったこと。
等々を挙げている。
イスラム金融のスキーム、各国別のイスラム金融事情について、丁寧かつ分かりやすく
述べられており、格好の入門書となっていると思う。