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イスラム再訪〈上〉
 
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イスラム再訪〈上〉 [単行本]

V.S. ナイポール , V.S. Naipaul , 斎藤 兆史
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

非アラブ地域にありながら,イスラム教を受容してきた4つの国々.地域の伝統と絶対的な帰依を求める宗教とのはざまで葛藤する人々-世界的視野を持つ作家として数々の文学賞を受けてきた著者は,政治家から村のまじない師まで,多様な生の物語を丹念に聞き取ることで,激動するイスラム社会の現在を浮き彫りにする.

内容(「BOOK」データベースより)

アラブの伝統のない土地で、イスラム教を受容するということは、文化的・社会的にどういう意味をもつのか。そして、それはそこに生きるひとりひとりの生に、どのような影響をおよぼすのか。イスラムと近代科学の融合による技術立国を目指す政府高官、都会で知識階級として身をたてながら村の暮らしを捨てきれない若者、殉教するはずだった戦いの数少ない生き残りである元軍人…。絶対的帰依を求める宗教と、連綿と受け継がれてきた自分たちの文化とのはざまで葛藤する改宗者たちの姿が、新しい叙述のスタイルとともに活写される。インドネシアからイラン、さらにパキスタンからマレーシア(下巻収録)へと続く、旅の記録。

登録情報

  • 単行本: 363ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2001/1/30)
  • ISBN-10: 4000221051
  • ISBN-13: 978-4000221054
  • 発売日: 2001/1/30
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 712,873位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 言わずと知れたノーベル賞作家のナイポール。この作品は小説ではなく、様々な地域におけるいわゆる「イスラーム復興」の動きを、その土地の人に話を聞くことにより描いたノンフィクションです。ナイポールの筆は人々がどのようにして自らの地域性とイスラームとの折り合いをつけているのかを見事に描き出しています。ただし注意しなければならないのは、イスラームが一つの象徴として作用しているということはあくまで現在の状況という文脈のなかで理解しなくてはならないであろうということです。またナイポールは一神教ということを重視して論じていますが、おそらくキリスト教ではこのような作品は書けないであろうというのも、考えるに値する問題であるように思えます。
また、訳者によるあとがきも作家ナイポールとこのテーマの関係を理解するのに大きな助けとなっていて、非常に有益だと言えるでしょう。
 このように非常に面白い本なのですが、一つ苦情を。あとがきで触れているようにいろいろな制約があったのでしょうが、それにしても固有名詞の表記に関してもう少し配慮することはできなかったのでしょうか?適当としかいえない表記がかなり見当たります。特に訳者の斎藤氏は英語について優れた本を書かれていて、言語や地域といったものに関して相当の見識をお持ちだと思っていたので、それだけにこのことは残念でなりません。専門外のことであるのは理解できますが、できればもう少し配慮してほしかったです。内容は五点ですが、その問題があるので四点にしました。
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4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By isakae
形式:単行本
 ナイポールは小説家としては面白いし、楽しいものを書く。ラシュディみたいに偉大といえないけど。でもこれはひどい。ナイポールが一時完全に忘れ去られたのも、このどうしようもない偏見のせい。この本によるとイスラム教はすばらしいヒンズー教や仏教に、野蛮にも取って代わった新興宗教で、こんなの信仰してるから人々が不幸になるのだと。前に戻るか、キリスト教に信仰を変えればまず不幸から脱出できるそうだ。
 イスラム教国家がもつ現在の苦境は歴史的な残物で西洋列強の抑圧の負の遺産でもあるし、過去には輝かしい文化的栄光もある。キリスト教社会も誕生以来ほとんどはさえなかったし、そこら辺は歴史的な盛衰は簡単にはいえないんだけど。そこら辺はすっぽりぬけているのですね。
 ラシュディのあの判決を受けた本はイスラムという大きな存在に対する恐れとそれをなんとか克服するための必死のカリカチュアが感じられたけど、この本はカルーイ軽蔑しかない。
 ネオコン御用達、名誉西洋人のイスラム本。
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