イスラエルという、ユダヤ人の作った国がある。
果たして、砂漠の中に突如として国が現れるなどということがあるだろうか。
そんな奇跡がなぜ起きたのだろうか。興味に駆られて読んでみた。
(無論、実際には、地道な発展の歴史があったわけだが)
歴史を動かした各人物、その出生と活躍に焦点を当てて歴史を描き出す筆者の手法は、概ね成功していると言ってよい。
淡々とした事実の描写は、しかしドキュメンタリー番組のようでいて、読者を飽きさせない。
ただし、あくまで「イスラエル建国」までの歴史を取り扱うものであり、現在のガザ地区問題、パレスチナ領土問題などについては触れられていない。
あくまで「イスラエルの建国史」なので、その点は注意が必要だ。
イスラエルの建国史について知りたいのなら、この本を読めばいいと思う。そんな一冊