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イスタンブールを愛した人々―エピソードで綴る激動のトルコ (中公新書)
 
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イスタンブールを愛した人々―エピソードで綴る激動のトルコ (中公新書) [新書]

松谷 浩尚
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アジアとヨーロッパとを隔てるボスポラス海峡の両岸にまたがる国際都市イスタンブール。ここにさまざまな目的で滞在した日本人を含む一二人の人物の行動と記録を通して、オスマン帝国の崩壊からトルコ共和国の誕生まで一世紀にわたる激動のトルコの内外情勢をエピソード豊かに紹介する。同時に、歴史の宝庫としての古都の魅力や、同じアジアの一員としてかつて列強に対抗した日本とトルコの不思議な親近感をも伝えてくれる。

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1998/03)
  • ISBN-10: 4121014081
  • ISBN-13: 978-4121014085
  • 発売日: 1998/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
 アガサ・クリスティー、シュリーマン、トロツキー、乃木将軍、そして芦田均。とりとめもなく内外の有名人を並べているように思われるかもしれませんが、これらの人々は何れも縁あってイスタンブールの地に滞在し、トルコという国と行きがかりをもった人たちです。彼らがこの偉大な街を訪れた19世紀末から20世紀の初頭にかけて、トルコは革命と戦乱に見舞われ、正に大きな歴史の境目にさしかかっていたのでした。

 本書は、これらのビッグネームを含む12名のセレブをとりあげ、彼らとイスタンブールとの関わり合いをエピソード風に紹介しつつ、帝政末期の混乱と革命、そして新生共和国の創建と発展という、現代トルコの激動の歩みを紹介するものです。

 著者はトルコ駐在通算12年間、うち7年半はイスタンブールに勤務という経験を誇る外交官です。著述を本職とされる方ではありませんが、外交上の問題意識とご自身の豊富な経験に裏打ちされた視点は極めて鋭く、それでいて語り口はどこまでも平易です。特に、人物のエピソードを、現代トルコ史をめぐる重要問題との組み合わせの中で語るという構成の妙と整理の良さには、特筆すべきものを感じました。

 内容的に最も興味を惹かれたのは、共和国発足当時にイスタンブールで民間外交を展開した山田寅次郎氏に関する逸話です。情熱と侠気に生きた明治人の面目が躍如しており、日本人として、読んでいて元気になるような、とても良いお話でした。

 世界でも屈指の親日国家トルコ。現代におけるその壮烈で複雑な歩みを知るために、本書はまたとない入門書と言えるのではないでしょうか。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
激動のトルコ 2003/12/13
形式:新書
オスマン帝国の崩壊からトルコ共和国までの激動の時代を、そこに暮らした日本人を含む12人の人物のエピソードを通して描いている。

人物と絡めながらも、歴史に忠実で、あまり知られていないであろう虐殺などの暗い部分もしっかりと描かれていて、いままでのトルコのイメージとは違う部分も見えてきて、本当に勉強になった。

本のタイトルは「イスタンブールを愛した人々」であるが、厳密に言うならば「イスタンブールにゆかりのある人々」ではないだろうか?

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形式:新書|Amazonが確認した購入
 歴史の宝庫というべきイスタンブールに二回にわたり通算七年半も生活した筆者(通算約十二年間トルコに外交官として勤務)が、十九世紀半ばのクリミア戦争の勃発から第二次世界大戦の終結まで、換言すれば、オスマン帝国の崩壊・滅亡から新生トルコ共和国の国造りまでの約一世紀のトルコの歴史について取りまとめたものである。

 主としてイスタンブールに滞在して、激動するトルコを目撃した12名の人物を登場させて記述している。12名の登場人物の目線でトルコの歴史を追うので、知らずゝ惹きこまれ、それなりに楽しめる。

 私は2010年の師走、団体旅行に参加し駆け足でイスタンブールを観光したが、異国趣味に満ちた歴史ある街として強く印象付けられた。欧州の一大都市という面、イスラムに彩られた文化都市という面、アジアとヨーロッパの境界という面を強く感じた。

 以下、12名の登場人物と、歴史の断面を簡潔に触れてみたい。

ナイチンゲール   :イスタンブールに出かけていくクリミア戦争はどうして勃発したか

シュリーマン    :トロイの物語を伝説でなく史実と信じ、遺跡を発掘した

ピエル・ロティ   :トルコ人がもっとも好きな外国人の筆頭にあげるフランス人作家

山田寅次郎     :「民間大使」として職業外交官以上にその本領を発揮

乃木希典      :トルコで尊敬される日露戦争の英雄

大谷光瑞      :トルコ独立戦争のとき、ケマル・パシャ(大統領)に武器を供与して支援した

芦田均       :のちに総理大臣となったトルコ大使館一等書記官

橋本欣五郎     :A級戦犯となった元トルコ大使館付陸軍武官

トロッキー     :亡命先のイスタンブールから反スターリン運動を指導

アガサ・クリスティー:推理小説の女王も滞在したイスタンブールの最高級ホテル

ブルノ・タウト   :トルコの建築界に貢献したドイツ出身世界的建築家

キケロ       :トルコで活躍する各国スパイの中でも有名な実在のスパイ
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投稿日: 2009/10/11 投稿者: グラムドリング
イスタンブールに行くなら、あるいは行ったあとでも是非!
イスタンブールに関係のある12人の著名人について纏めた良書。特に、ナイチンゲールの章は勉強になった。
投稿日: 2007/8/11 投稿者: コンタナトス
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