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イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
 
 
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イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 [単行本(ソフトカバー)]

安宅和人
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (87件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

人生は何かを成し遂げるためにはあまりにも短い。

コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー……
生み出す変化で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術
「脳科学×マッキンゼー×ヤフー」
トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法

「そもそも」から見えてくる、知的生産の全体像
「イシュー」とは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。
あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではない。
本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を興したいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになる。

目次

はじめに 優れた知的生産に共通すること
■序章 この本の考え方―脱「犬の道」
■第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
■第2章 仮説ドリブン(1)―イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
■第3章 仮説ドリブン(2)―ストーリーを絵コンテにする
■第4章 アウトプットドリブン―実際の分析を進める
■第5章 メッセージドリブン―「伝えるもの」をまとめる
おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう

内容(「BOOK」データベースより)

MECE、フレームワーク、ピラミッド構造、フェルミ推定…目的から理解する知的生産の全体観。「脳科学×戦略コンサル×ヤフー」トリプルキャリアが生み出した究極の問題設定&解決法。コンサルタント、研究者、マーケター、プランナー…「生み出す変化」で稼ぐ、プロフェッショナルのための思考術。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 248ページ
  • 出版社: 英治出版 (2010/11/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862760856
  • ISBN-13: 978-4862760852
  • 発売日: 2010/11/24
  • 商品パッケージの寸法: 21.2 x 13.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (87件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 738位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
筆者の安宅氏は、東京大学大学院卒業、マッキンゼー入社、イェールでPh.D.、マッキンゼー復帰という経歴を持つ。
(現在は、ヤフー株式会社COO室室長)

そのため、実務と学術に共通する知的創造の作法が体系的かつ筆者の経験に基づき記述されている。

筆者の主張は、「犬の道」という、縦軸に解の質・横軸にイシュー度をとったマトリックスに集約される。

「絶対にやってはならないのが、一心不乱に大量の仕事をして右上(解の質高×イシュー度高)に行こうとすること」らしい。

では、どうやって、「犬の道」を歩かずに、バリューのある仕事ができるのか。

筆者は、イシュー度に注目すべきだと言っている。

世の中にある問題のうち、本質的なそれというのは、ほんの一握り。
(筆者は、100あれば、2つか3つと言っている。)
それを見極めることが最重要である。

本書では、その見極め方についての方法が紹介されている。

すごくスマートな本であるが、
本に書かれていることを体得するためには、
やはり、「犬の道」が必要なのかもしれないと感じた。

いわゆる、ノウハウ本とは違うが、その域をでていない気もする。
なので、★は4つ。
このレビューは参考になりましたか?
53 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 犬の道とは私の歩んだ道ですか 2011/6/11
By じゃが〜 トップ500レビュアー
と尋ねたくなるぐらい、時間を浪費することをしていたことがある。
しかし、他人の2倍働き、3倍の成果を出した(つもりになって)も、所詮3倍でしかない。著者が言う「犬の道」である。
平均の10倍の生産性を叩き出す人は何が違うのか、いつも考えていた。この本は、その辺りを解説する教科書だと感じた。

仕事に時間をかけて質を上げても、そもそもその仕事そのものが取り組むに値するものなのか、結果が出る仕事なのか。つまり、イシューなのか、ということを最初に問いかける。
ああ痛いところを突かれた、そうだったのか。
その気づきの後は、「シンプルで本質に迫る」解説が続く。
イシューの見つけ方、分析の仕方、まとめ方、伝え方などについてだ。

仕事において、努力やプロセスではなく、第1に結果を求められる職種の人はお薦めしたい。
具体的には次のような方々だ。
・知的生産、ナレッジワークの仕事をしている。
・多少の経験を積んだが壁に当たった中堅、あるいは目標を高く持ちたい若手
・時間をかけても成果が出ない。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazon.co.jpで購入済み
一年前くらいでしょうか、この本を読んで、それはたいへん興奮しました。20代から10年以上自分のせっせとやってきたことが100%著者の言う「犬の道」だったわけですから。目から鱗が落ちる、と言いましょうか、なるほど非常に簡単な話だけど、仕事の成果の質を上げるのには、その仕事の価値(イシュー度)と関係なく、大変な労力がかかるので、先にプロの技術を身につけてから、より重要な問題に取り組もう、と思っても、もう時間も体力もない。だからまず、とっても大事な「イシュー」を探りだして、仕事の質は低いが重要な問題を扱うことから始めなさい。それしか時間を節約する未知はありません、というのが著者の主張です。

横軸を「イシュー度」、縦軸を「解の質」としたグラフを考えると、誰でも左下の角(しょうもない問題をヒドイ品質で解く)から右上の角(とっても大事な問題を最高の質で解く)を目指すことには変わりない。左下の角からまず上へ移動して、プロとしての仕事の「解の質」を改善することに集中し、それから右横へ水平移動しようとするのが著者の言う「犬の道」。殆どの人がこっちだという。それに対して、ちょっとインチキのようですが、始めっから大事な問題(イシュー)を扱うために、グラフの左下の角から右下の角へワープして、そこからエッチラオッチラ上へ移動して、右上の角(とっても大事な問題を最高の質で解く)へ至ることを著者は唱えているわけです。絶頂期における死によって伝説となったスティーブ・ジョブズの仕事ぶりなどまさに「イシューからはじめた」ようにしか見えませんね。どう考えても「犬の道」ではiPadなんか出てこないわけです。

興奮してこの話を同僚などにすると、一番いいのは左下の角から右上の角へまっすぐ向かうことじゃないの?と言う人が結構居ました。しかし考えてみると、そんな道は存在しないのではないでしょうか。扱う問題(イシュー)をより重要なものに変える(グラフ上で右方向へ移動する)ことは、通常、方法論が変わることを意味します。ルーチンワークでは新しい問題は解けないでしょう。新しい技術を習得または開発するコストがかかるので、右方向へ移動すると、解の質(Y軸)についてはガクンと下がってしまうのです。これもまた「犬の道」を辿る人が結局右へ進めない理由でもあると思います。

ちょうどそのとき、行き当たりばったりの展開で進めていたプロジェクトに大変な不満を抱えていましたから、まさに渡りに船、とばかり、その次のプロジェクトはまず先に問題(イシュー)を洗い出して、一番大事なイシュー(著者の定義では、1. 本質的な選択肢である、2. 深い仮説がある、3. 答えが出せる、となっています)を攻めよう、と心を新たに取り組んだわけです。今度の今度は仮説検証型の「スマート」な仕事をするぞ、と意気込んでいたわけです。

最初のうちはそれで一人で張り切っていたのですが、そのうち私の描いたストーリーと違う解が出てくるに当って、それまで張り切っていた分、10年ぶりくらいにズドーンと奈落の底へ突き落とされました。だからといって違うストーリーも出てこないし、万事休す、という感じでした。それから振り返ってみると、イシュー・ドリブンな仕事を目指し始めてから、毎日の仕事がなんだか味気ないものになってしまいました。これはどうしたことかいな、「犬の道」おさらばで、華々しい成果を上げるはずだったのにな、と思い、いろいろ答えを探しましたが、最近エックハルト・トールの「ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-」を読むに至り、「ああ、これだ!」と腑に落ちました。

「今ここ」から離れてしまっているんです。イシュー・ドリブンの仕事、仮説検証型の仕事をすることで、その物語に埋没してしまい、今、目の間の仕事が、未来のゴールのための手段に成り下がってしまうんですね。そうすると、なんだか利口臭い感じがして、もう日々の仕事に没入するということが難しくなる。ニュー・アースでは、本の最後のところに、それでもゴールを抱いて進んでいけば、仕事に情熱が加わるだろうと書かれています。その秘訣は、「今ここ」がまず第一義で、とっても大事なイシューは第二義に保つことだそうです。これが逆さまになってしまうと、「今ここ」がゴールのための手段に成り下がってしまい、Power of Nowから離れてしまい、成功が遠のくというわけです。

イシュー・ドリブンの仕事の代名詞のようなスティーブ・ジョブズが、若い頃に本気で師について座禅を学んでおり、一度は永平寺で修行することまで考えたが師に止められた、という点を軽んじてはいけないのではないでしょうか。坐禅の目指すところはまさしく「今ここ」「あるがまま」を真に味わうことにあるそうです。

そういうわけで、「犬の道」がダメだというのは間違いではないでしょうが、賢く「イシューからはじめさえすれば」仕事の成果が薔薇色になるわけではないのでしょう。それは大事なことの半分に過ぎず、優れた経営者や研究者はどこかで「今ここ」「あるがまま」へフッと戻るコツを体得しているのではないか、と思う次第です。注意を換気する意味合いで星ひとつです。
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