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イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む (平凡社ライブラリーoffシリーズ)
 
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イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む (平凡社ライブラリーoffシリーズ) [単行本]

宮本 常一
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

五十余年の歳月と十六万キロの旅程。日本列島の白地図にその足跡を、赤いインクで印していけば、列島はまっ赤になるといわれた、その人。西の大旅行家の名紀行をその人、宮本常一が、読む。日本民族と日本文化の基層を成す岩盤を、深く鋭く穿ちながら―。

内容(「MARC」データベースより)

西の大紀行家・イザベラ・バードの名紀行を、東の民俗学者・宮本常一が読む。日本民族と日本文化の基層を成す岩盤を、深く鋭く穿つ! 未来社84年刊の「古川古松軒 イサベラ・バード」のイザベラ・バード篇を改題。

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 平凡社 (2002/12)
  • ISBN-10: 4582764533
  • ISBN-13: 978-4582764536
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 16 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dvrm トップ100レビュアー
形式:単行本
 イザベラ・バード「日本奥地紀行」を読み解くという形で、当時の日本の民俗について話を展開していく著書。もとは講座での談話であったようで、語り口調で進んでいく文章はとても読みやすい。

 内容は「日本奥地紀行」から順に気になる部分を抜粋して著者の解説を加えていくというスタイルで、原著の内容に注を付す部分と宮本氏独自の民俗学の知見を語る部分からなり、なんと言っても後者のほうが断然面白い。津軽衆の自分としてはねぷたの起原と津軽の人が盲人になる理由と三味線弾きのテリトリー、笹森儀助の士族授産事業の話などがあって特に楽しめた。

 巻末には山崎禅雄氏と佐野眞一氏の解説があり、特に佐野氏の解説はこの著書の魅力を汲み上げきっているすばらしい解説だ。

 読み終えてから考えると、この著書は「日本奥地紀行」をダシにして、宮本常一氏の民俗学の魅力を軽めに楽しめるものだと思う。イザベラ・バードについてはもちろん、宮本常一の著書や佐野氏のルポルタージュ、笹森儀助の著書など、いろんな方向に興味を湧かせてくれる一冊だと思う。
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32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本を手に取る人はおそらく、イザベラ・バード『日本奥地紀行』をすでに読み終えたか、あるいは同時に読み進めようと考えている人ではないだろうか。
『日本奥地紀行』を読めば、新たな発見があったり、様々な驚きを覚えるだろう。その一方で、興味深い記述であっても、一読しただけでは見過ごしてしまうことがある。そのような場合、他人の視点を通してみると、見過ごしていた記述に気づいたり、自分の不勉強な部分に関してより深く理解できることがあるだろう。
日本の津々浦々を自ら歩き、見て、聞いた宮本常一だからこそ気づくことがある。この本は『日本奥地紀行』に隠されたエッセンスを、私たちにわかりやすく伝えてくれる一冊であると共に、宮本という一人の旅人の一端を知る一冊であると思う。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「忘れられた日本人」で知られる民俗学の宮本常一氏が、若い学生向けの購読会でとりあげた「日本奥地紀行」の解説をまとめた本です。原作も興味深いのですが、豊かな実体験に基く宮本氏のコメントもバラエティに富みがっぷり4つに組んで負けてません。

ほんの100年前まで、日本には中世そのままの世界が残っていたことに驚きます。「あんな動きづらい和服でみな家事や農作業をどうしてこなしてたのか?」という素朴な疑問がはじめて解けました(入れ墨でごまかして下着だけでがんばってたのです)。衣類も乏しく洗濯も大変なのでほとんど洗わず不潔に暮らしてたとは...時代小説なんて嘘くさくて読めなくなります。でも子煩悩だったり宴席で夜騒ぐところは現代と変わりません。
また昔えらい人に戦いを辞めろと諭されたから、と武器を捨てたアイヌのエピソードに触れ、「今日では戦争はいけないということになっているが戦争をしないと国家は生まれない」というコメントは今読むと妙に迫力があり、宮本氏の歴史観の大きさが伺えました。

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