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イコノロジー研究〈下〉 (ちくま学芸文庫)
 
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イコノロジー研究〈下〉 (ちくま学芸文庫) [文庫]

エルヴィン パノフスキー , Erwin Panofsky , 浅野 徹 , 塚田 孝雄 , 福部 信敏 , 阿天坊 耀 , 永沢 峻
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

Here, the themes and concepts of Renaissance art are analysed and related to both classical and medieval tendencies. --このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

絵画や彫刻などの芸術作品を読み解くことにより、その背景にある意味内容と歴史的意識を探究していく図像解釈学(イコノロジー)。今日では常識的なものとして定着しているこの方法論は、本書においてパノフスキーが理論的に確立したものである。下巻には、裸体で描かれた「天上の美」と着衣で描かれた「地上の美」という対をなす図像の変遷と、二つの美の相克に苦悩したミケランジェロについての、二つの論考を収録する。詳細な索引、著作目録、参考文献一覧を完備。

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27 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 話題のイノコロジーを理解できる。, 2006/2/25
最近では絵画を見るのにも感覚だけでなく、理解することでより絵の見

方が深まるという考え方が一般的になりました。こうしたことからか

”絵画の見かた”という本が多く出されています。イタリア美術関係の

知識を得たいと色々物色して読んでいると必ず、パノフスキーのイコノ

ロジー研究が参考資料としてあげられています。日本の学者の本で見た

解釈の大本はパノフスキーだったのか、と感じさせるところが多々あり

ました。

パノフスキーは難解なイコノロジーを多少一般向けにこの本を出したよ

うです。序論で氏のイコノロジーの理論を理解しやすく解説してくれて

います。

本論では、”盲目のクビド”や”時の翁”の多くの事例からイコノロジ

ーとしての見方を示してくれています。また、ルネッサンスにおける新

プラトン主義の意味をミケランジェロとの関係で解析するなど、イタリ

ア美術の鑑賞、理解にはイコノロジーという学問によるところが大であ

ると認識させるに十分な充実した内容です。

ルネッサンスからバロックにかけてのイタリア絵画では、何事にも寓意

がこめられているといわれますが、それを読み解くにはこうした学問的

成果が大きな意味を持っていると思います。

モノクロですが図版も多く挿入され論点の理解を助けてくれます。

ただ、素人には、背景となる知識がないので、なかなか本当の理解には

高い壁です。
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 イコノロジー, 2005/9/15
 『ダ・ヴィンチ・コード』ダン・ブラウン(著)に代表されるように、絵画のモチーフやテーマの裏に隠された意味を探る、といったある意味ミステリー的な趣向によって「イコノロジー」という単語がより日常に近いレベルで登場するようになったのは、なんとなく面白い現象な気がします。

 著者、エルヴィン・パノフスキー(Erwin Panofsky 1892-1968)はイコノロジーの生みの親とされるアビ・ヴァールブルク(Abi Warburg 1866-1929)の研究を継承し、その発展の立役者として知られているとのこと。

 パノフスキー氏のこの著書は、一般的な読者を対象にしたものということで、有名な作品や図像に絞って丁寧な解説が加えられています。特に氏のイコノロジー自体を解説した「序論」は、体系的にイコノロジーを理解するのにうってつけの内容となっています。

 改めてここに記すまでもありませんが、作品の意味・内容を扱う上での手法として【第一段階:自然的主題】、【第二段階:伝習的主題】、【第三段階:内的意味・内容】という三段階の解釈はとても論理的で理解し易いものがあります。氏の「帽子を取って挨拶する紳士」というとても日常的なモチーフを、この三段階の解釈で説明する下りは一読の価値があります。

 どちらかと言えば、美術作品に隠された謎があってそれを推理する、といった理解の方が幅を利かせている感もありますが、氏の唱えるイコノロジーとは作品の意味・内容を理解する上での視点、あるいは姿勢を述べたものであることが、この著書からは感じられました。

 また鎌を担いだ老人として表される「時の翁」(Old Father Time)や「盲目のクピド」(Blind Cupid)などの成り立ちからは、単なる美術解説書などでは得られない知的興奮が味わえます。

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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 入門書ではないのでご注意, 2005/10/6
基本的な理論は「序論」のみで、あとは実践の結果についての記述がメインなので、理論に基づくパノフスキーの思考過程を追いかけながら読み込まないと、「へえー、そうなんだ」で終わってしまいます。ある程度の基礎知識と、読み込むための時間と根気は必要かと。
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