「夢ノート」シリーズ以来のファンで、中山さんの本が出版されるのをいつも首を長くして待っています。でも最近、すでに出版された本に加筆したりイラストを添えただけのものだったり、他の家事評論家などが書いた本のいいとこ取りのような内容のものが多く、ちょっとがっかりしていました。でも今回の「イケメン美術館」は、もと美術教師という著者ならではの興味深い内容で、うれしくなりました。「イケメン」の美術写真もふんだんに差し挟まれていて、まるで著者と一緒に美術館巡りの旅をしているような気にさせられます。難しそうなルネッサンス期の美術も、独自のユーモアとミーハー精神で、楽しく解説してくれています。また冒頭の修学旅行の思い出では、当時流行っていたグループサウンズの話が出てきて、著者と同じ年に生まれた私は、「そう、そう!」と思わずうなずいてしまいます。これからもユニークな本をたくさん出してもらいたいと思っています。できればイラスト満載のカラーページをたくさん入れてもらいたいです。