いやー、素晴らしかった!著名グラフィティアーティスト・バンクシーの活動を追ったドキュメンタリーだと勝手に思い込んでたので、まさかこんな笑えて示唆に富む映画だとは思ってなかったよ。題材こそグラフィティだけど、とても普遍的な内容なので、グラフィティにさして興味がない人でも、表現することやアートに興味がある人には是非観て欲しいな。ちなみに、僕同様うちの嫁もグラフィティに凄い興味があるわけじゃないけど、見終わった後すぐに入ったレストランですごい話が盛り上がった。こういう映画体験久し振りだったな。映画本体に加え、観賞後に観客があれこれ考えて話すのも含めて一つの作品になってる印象を受けた。登場人物MBWを笑うのは凄い簡単だけど、僕らが純粋に自分の考えで物事を考えられてるかっていうと凄い疑問だと思う。僕がSNSやここに書き込む映画、音楽、本、政治どんな話にしたって、他の人の考えから凄い影響を受けて書いてるわけで、それが僕の本当の意見かっていうとよくわからなくなる時がある。誰かの意見をさも自分が感じたかのように自分の意見として話してることがないとは言えない。おまえさ、それ本当に良いと思ってんの?それって、本当におまえの意見なの?誰かの意見を複製してちょっと自分の考え振りかけて偉そうに自分の意見として出してるだけなんじゃないの?と冷や水を浴びせかけられた気分だ。いやー、ほんとバンクシーって食えないというか、大したもんだね。