とても読みやすくて、面白くて、ためになって、300頁超もあるのに、昨晩、あっという間に読み終えました。そして、今晩、また読んでしまいました。こんなことは初めてで、自分でもびっくりです。
私自身、子どもを相手にする仕事をしているのですが、著者が17年間、公園で主催してきたボランティアの『子ども会』に来ている子どもたちたちに対する優しいまなざしにとても共感し、深く感動しました。何回もクスリと笑ってしまっただけでなく、子どもたちとのやりとりに、胸が熱くなって思わず泣いてしまいました。そして、本を閉じた時には、とても清々しい気持ちになりました。
私の周囲には、「イクメンなんてもてはやされているけれど、たいしたことやっていないじゃない」という否定派の女性たちも多いのですが、筆者は「イクメンがいくら子育てを頑張ってるといっても、多くの場合は妻の方が家事・育児を分担しているケースが多いし、大変な境遇にもかかわらず頑張っているという点では、シングルマザーたちやシングルファーザーたちの方がよほど頑張っている。イクメンがもてはやされる風潮で、子どもがいない独身者や、子どもを授からないカップルが肩身の狭い思いをするようなことがあってはいけないと思う。」と客観的な見方ができていると思います。イクメン否定派の友人に電話であらすじを話したところ、「そういう本なら、ぜひ私も読んでみたい」と言ってました☆彡
主人公の平均(たいらひとし)クンの子育てのエピソードの数々がとても具体的で、面白かったです。平均・静さん夫婦のファンになりました。4歳の和くんと安ちゃんの可愛らしいエピソードを読んで、私も早く子どもが欲しくなりました。
私は彼氏を将来イクメンにしようと思っているのですが、彼氏にも是非読ませたいと思います。女性だけでなく、イクメン予備軍の男性たちにも、とても参考になる本だと思います。
また、最近はやりのワークライフバランスという言葉を実践するためには、どうすればいいのかという実践術がとても丁寧に書かれているので、とても勉強になりました。私は、新卒で保育業界に入ったため、一般の会社勤めのことがよくわからなかったのですが、園児のお父さんやお母さんはこういう風にして頑張って働いているんだと理解できたのも収穫でした。これまで読んだ何冊かの自己啓発の本のどの本よりも、ずっと具体的で役に立つ仕事術が書かれていました。自己啓発のコーナーに置けばいいのに。
そして、何よりも地元の公園の『子ども会』のエピソードが素晴らしいです。著者はきっと最終章を書きたくて、この本を書いたんだろうなあという思いのたけが頁をめくる指からじんじんと伝わってきました。
「単に、自分の子どもを可愛がることがイクメンではなくて、地域の子どもたちに声をかける、言葉をかける、心をかける、そしてある時は諭し、ある時は叱る、そんな男性が増えて欲しい」という著者の思いに私も心から賛同します。こういう男性が増えると、きっと今よりも暮らしやすく、素敵な世の中になるはずと、とても未来に希望を感じます。
表紙にも掲載されているコミカルなイラストが良いアクセントとなっていて、本の出来栄えとしても素晴らしいと思います。丁寧に作られた本ですね。
私はこれまで新刊の本を買うとすぐに手離すことが多かったのですが、いずれ家庭をもったとき、自分の子どもを授かったときに、いつも手もとに置いて、時折、読み直したいなと思っています。
まだ読んでいない人は、ぜひご一読をおススメします☆彡