「軍隊・官僚・総督」というタイトルにあったので、てっきり東インド会社の組織構成や
総督個々人の詳しい記述があるものと思っていましたが普通に東インド会社の歴史を追った本でした。
会社が貿易を行う商社から、強大な軍隊を持つインドの統治機構になる過程が丁寧に描かれています。
また、イギリス本国の政治状況が会社に与えた影響についても書かれており、最後期に会社が自立性を失っていくまでが
よくわかります。
フランスなどの西欧各国のインド会社や中国、東南アジア各国との交易上の競争や軍事上の争いなどを、
もう少し詳しく書いてあれば、イギリスがインドを制覇し固執した理由がよりわかりやすかったような気がします。