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イギリス型<豊かさ>の真実 (講談社現代新書)
 
 

イギリス型<豊かさ>の真実 (講談社現代新書) [新書]

林 信吾
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

雇用不安、経済危機、消えた年金、進む日本の社会保障制度崩壊。
老後は年金だけで暮らせる、医療費・教育費は原則無料、失業保険は手厚い、誰もが安心して暮らせる「福祉国家」の実情とは。

【著者からのメッセージ】
かつて「イギリスを見習おう」といった類の本が、あふれておりました。
とりわけ充実した社会保障については、礼賛の対象となっていたようです。
礼賛は、間違っていません。わが国の福祉はあまりに貧弱です。
しかしながら、財源の問題を無視して福祉は語れないし、そうであるからこそ、
「福祉大国」が抱える色々な問題点も見えてきます。
福祉、医療費、そして消費税について建設的な議論ができるようになるための
テキストになれば、と考えて書きました。
おかげさまで好評です。

内容(「BOOK」データベースより)

医療費、教育費は原則無料、手厚い失業保険―年収が低くても安心して暮らせる「福祉国家」の実情。

登録情報

  • 新書: 198ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/1/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 406287976X
  • ISBN-13: 978-4062879767
  • 発売日: 2009/1/16
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 331,281位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 豊かである理由, 2009/7/29
レビュー対象商品: イギリス型<豊かさ>の真実 (講談社現代新書) (新書)
 イギリスの医療費が無料ということは他の本で知ったが、本書ではもう少し詳しく実態を解説してくれる。それによると、公的機関のNHSのほうの実態が多少様変わりし、医師のほうに変化が見られる。歯科医療は一部有料だったりと、無料とはいかない場合もある(何を無料にするか、ということで面白い例が挙げられているのだが、それを見るとなんでも合理的とはいかないようだ)。しかもこのNHSとプライベートの2本立てで診療が行われている。さらにNHSはGPと専門医の「二段構え」で、このへん多少面倒臭くなる場合が生じるようだ。本書の中心となるのはこれら医療についてだ。

 ほかに、具体的にとある家庭の年俸が公開され、そこから所得税や保険料など差し引かれた分が割り出されているので分かりやすい。(ついでに日本の生活保護についても調べてある。が、細かい条件などについては書かれていないので、額面通りには受け止められない気がする)またイギリスの失業手当について(「ドール・イズ・ロックンロール」なる言葉も登場)、法律で定められている最低賃金、イギリスの大学の学費や、オックスブリッジに入学する前の目に見えない壁、高齢者のケアホームなど、普段は知り得ない情報があれこれ記述されている。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 イギリスの生活と福祉の実態がわかる本, 2009/3/7
By 
snk22 (北海道) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: イギリス型<豊かさ>の真実 (講談社現代新書) (新書)
以前からずっとイギリス本を書き続けてきた著者が現地に暮らす知人の協力を得て英国の「福祉国家」の現状と実態を報告してくれる本。サッチャー政権が単純に競争主義、効率主義のみを社会に導入し、経済の停滞は脱したが格差の増大と医療の崩壊を招いたのに対し、ブレア-ブラウン労働党政権は競争は必要だが、競争の前段階で機会の均等が失われるようではよくないという立場に立っているということも実際の政策も交えて述べられている。ただ、様々な分野を改革・改善してきた労働党政権でも医療の現場などでは必ずしも良好な結果をもたらしていない部分も多くあること、そして両政権ともサービスと効率を向上させるためには市場原理を医療・福祉などの分野にも導入する以外にないという点は同じで、この点についてはもはや議論の余地はないようだ、ということも語られている。
 総じて英国の今の現状と一般の国民の生活について具体的に述べられたいい本だと思うのだが、日本との比較がよく出てくる一方、日本の格差や福祉の問題について具体的な解決策については今ひとつ主張が曖昧な感がある。日本で福祉を充実させるには消費税を上げるしかないと言っているが、各種のムダ使いの問題や法人税その他についてはどうするのか、他国に比べて多いと言われる製造業・建設業の従業員を医療・福祉などの分野に転換させる方法はないのか。それらは英国や他国ではどうなっているのか。英国でもその辺は対策ナシで何も行われていないのかもしれないが…。以前の本で著者は日本の社会の現状に相当怒りを募らせていたが、その一方、英国を理想化して日本を批判するような人々にも英国の実態を紹介することでその中身のなさを暴いてきた立場からすると今さらそうした人たちのような単純な主張はできず、ジレンマを感じてしまう部分なのかもしれない。
 ただ、この著者の一時期の本のように日本の政治、社会に対してあまりに感情的な、冷静さを失ったような批判や意見はしておらず、落ち着いて両国の実態について述べた本になっているのは読んでいて安心した。このまま昔のようなユニークな視点と文章の上手さを生かした面白さを今後取り戻していってほしいものだ。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 イギリスの政策から、日本の現状を考える, 2009/3/12
レビュー対象商品: イギリス型<豊かさ>の真実 (講談社現代新書) (新書)
英国事情をテーマにした著作を多くもつ著者による
イギリスの福祉・政策から、日本の福祉・政策を考えた本。

イギリスの福祉制度の長所・短所に関して
実際に現地で生活を送っている著者の知人の声をふくめて
丁寧にレポートされています。
特に詳しくあげられているのは、医療費が無料であるというイギリスの
国家医療保険制度(NHS)について。
こちらに関しては、その成立の歴史過程まで詳しく書かれています。
そしてその制度が効率化を求めるに従い、実用的に破綻しつつあることも。
このイギリスにおけるレポートは、医療や教育という
人間への影響は大きいが、生産効果が見えにくい分野において
効率化がいかに危険な思想であるかを考えさせられました。

また、テレビなどでよく見る「欧米の消費税は日本よりずっと高い」という論調は
総合的な税金はほぼ同じということや、
消費税もイギリスでは食品などにはかからないという基本さえ
報道されていたかもしれませんが印象に残っていなかったので
もっと注意深く比較しなければ。。と思いました。
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