高尾慶子さんや井形慶子さんなどの英国に関するエッセイを読んだが、『イギリスはおいしい』はそれらとは全く違う本だった。食べ物の話が中心なので食いしん坊の私は余計に楽しめたのかもしれないが、実際に英国に住んであちらこちらに出かけた経験のある人でないと分からない英国事情が伝わってきた。所々にちりばめられた英語表現も読んでいて勉強になった。
本の内容は、野菜はとにかく茹でること、最高に美味しいリンゴの品種、英国におけるパンの存在、パブ、オクスブリッジの正餐、その他著者が教わった料理方法など。多岐に渡って楽しく読みながら、英国人の社交、生活習慣、気遣いなどを読み取ることが出来る。一石二鳥!
しかも林望さんの語り口調が紳士的かつユーモアに富んでいて面白い!挿絵も楽しく読め、かつ勉強になるので星5つ。