三巻までは名作だったのですが、以降巻を追うごとに迷走感が出てきてます。
本巻はパラレルワードルドものと明らかに食べ合わせが良くないと思われる時事ネタ(ネットカフェ難民/ワーキングプア)を取り入れていますが、パラレルワールド内での国繁批判なのかリアルの世界の政治批判なのかよく判らない感じになってます。
一方、今まで曖昧だった主人公の苦悩があるキャラを通してはっきりと描かれてもいます。
今まで反体制なのか維持派なのか延々と態度を決めかねていた様子ですが、ラストで初めて能動的に職務への態度を明らかにしています。これはなかなか読ませました。
全体としては失速感が否めないのですが、新たな展開を予感させる良い巻だと思います。
面白かったです。