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イカロスの山 10 (モーニングKC)
 
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イカロスの山 10 (モーニングKC) [コミック]

塀内 夏子
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • コミック
  • 出版社: 講談社 (2007/10/23)
  • ISBN-10: 4063726347
  • ISBN-13: 978-4063726343
  • 発売日: 2007/10/23
  • 商品の寸法: 18 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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勇者に 2012/4/2
By Ryo
形式:コミック
 おれたちの頂以来の山岳マンガに取り組んだ塀内さん。

 おれたちの頂で、描ききれなかったものをここで出し尽くしたいと
いう感じの意欲作。
 塀内ファンの私としては、問題なく引き込まれ、あっという間に
最後までたどり着いてしまいました。

 「勇者よ、お前の勝ちです。」この台詞に到るまでの臨場感。
 先ず絶対に帰還することはかなわないのが現実ですが、そこが
マンガで出来ること。

 但し。おれたちの頂の時も感じたんですが、この男女関係は、
ちょっと?
 現実、山屋さん達は、結構男女関係が複雑な人たちが身の回りに
多かったのですが、この連続する臨場感に、敢えて必要は?という
疑問は私だけではなかったのでは?
 確かに、想像を絶する自然に、愛するものへの思いとか、情熱、
そう言ったものがなければ、立ち向かう勇気はありえないのかも
知れませんが。
 
 私もかじることはかじったのですが、冬山登山は経験がありません。
春山はわずかに三回の山行を経験しているだけです。
 偉そうに語ることは出来ないのですが、後輩を山で失った時の
悲しみとか、そう言ったものが一生懸命表現されていて、基本的には
100点です。
 しかし、上の理由で、90点かな。お勧めします。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:コミック
 とうとう完結です!感無量ですね。
 未踏峰に挑む男たちのロマンを描いた傑作だと思います。危険を極めた山頂へのアタック。過酷な試練の連続の下山。主役の二人の熱い友情がクライマックスを盛り上げます。また二人を支える男たちもイイ連中です。
 そして冷酷な山との勝負の結末に胸が熱くなりました。
「・・・勇者よ、おまえの勝ちです・・・・」
 
 ……ただただ感動です。

 しかし、やはりこの作品、三角関係はいらなかったと思います。女性が絡まなくても充分面白い作品になったはずなのに…。彼女の存在が主役二人の快挙に暗い影を落としてしまったようで残念です。この一点でこの作品は自分の中で「おれたちの頂」(著者の名作!)より評価が劣ってしまいます。

 そうは言っても感動を与えてくれる素晴らしい作品であることは間違いないので、ぜひ多くの方に読んでもらいたいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By heu
形式:コミック
「おれたちの頂」から塀内夏子の作品が好きで読み続けています。
彼女の漫画はスポーツが主な題材で、
瑞々しいというか清々しい感動がいつも魅力的です。
しかしこの作品では、「心の裏側」に向かい合おうとする人間の…
また、そこに背を向けたい人間の、心の葛藤のドラマになっています。
作者の作品としては、異色の意欲作です。
最も得意(好き?)な「登山」を舞台に、ストーリィの新境地に挑んでいます。

未登頂の、ルートも確立されていない「未知の山」を登坂する事と、
「人の中に隠された心情を引きずり出したい」…その二つの主題に対する
「手さぐり」が、命をかけた綱渡りの上に展開しています。

マンガ「岳」のように登山技術を細密に表現しているとか、
有名小説のように陰謀が渦巻いて裁判になっちゃうとか、、、、
細部をふまえたい作品では無く。。。もっと、流れがダイナミックな感じです。

どんなに強くても、どんなに努力しても得られないものが描かれていて、
そこには勝利も敗北もありません。。。
そう、話はもう「スポーツ」の枠にとどまってません。
作品全体に「せつない」ものが漂う、大人の作品です。

P.S.「背負子(しょいこ)と足音」も好きだな。。。
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