警備会社に勤める男どもが、「強奪されたことにしちゃおうね」と輸送中の現金4200万ドルをちょろまかそうとするお話しです。ホームレスに現場を目撃されたことからいきなり計画が狂いはじめ、あとは内輪もめのドタバタが描かれます。家庭の事情により仕方なく仲間に入ったイラク戦争帰りの元軍人警備員が改心して孤軍奮闘するところが極めて小規模な「ダイ・ハード」といえなくもありませんが、とにかく脚本はおおざっぱ。こんな後先考えない短気な人たちばっかりだったら、そもそも現金強奪なんて絶対成功しないよと思わざるを得ません。役者はマット・ディロン、ローレンス・フィッシュバーン、ジャン・レノなどくせ者を揃えているのに、皆ただの馬鹿な役なのが大変残念。特にジャン・レノは全く見せ場無しで、なぜこの役が彼に振られたのか不思議でなりませんでした。
エンドロールを除けば80分そこそこのランニングタイムで、ちょっとした暇つぶしにはなるかもしれません。が、暇つぶし以上のものにはならない気がいたしました。