天体に向けるのすら難しい シングルレンズで収差の補正はなし
まあ、安いですからあきらめてください、という商品です。
でも、道の向こうや公園の端など、昼間に風景を見るのには何とか使えます。
でも、対物レンズがシングルで、球面収差や色収差など何も補正されておらず、ぼけぼけ、色もにじんでシャープには見えません。
どうしようもないので、レンズのすぐ後ろに絞りおき、レンズのごく中央部分のみ使って収差を減らしています(そのかわり、対物レンズの直径がそのまま有効径の場合に比べて、光量は10パーセントくらいしかなくなります)
ピントの調整は、接眼部にドローチューブを持つものと違い、対物レンズが回転して動くもの。要するに前玉回転ですね。
当然、ピントを合わせると見えていた星が視野から消え去ります。光軸が合っていないからですね。
接眼レンズもひどいもので、プラスチック枠にプラスチックレンズの視野は狭く覗きにくい物です。
ところで、都会でどのような星が観察されるのでしょうか?
ちょっと良質なvixenスペースアイの5cm(amazonで購入できます)
Vixen 天体望遠鏡 スペースアイ50M 32751-5
などを使うと、土星の環などは楽に見えます。もちろん、新宿とか東京駅前でもです。
木星の縞も良質な5cmの望遠鏡で2本は確認できますし、ガリレオ衛星も4個ちゃんと見えます。
土星や木星や火星、もちろん金星などは1等星よりも明るいのです。
恒星でも、はくちょう座のアルビレオなど綺麗な2重星を見ることができます。
都心で見にくいのは、淡い星雲、微光星のみでできた星団くらいのものです。
ですから、明るい星団は見ることができます。プレアデス星団などは都心で5cm口径でも無数の星が見えて綺麗です。
それで、星に興味を持てるのなら、もう少し高級なタイプにステップアップすると良いでしょう。
まず、自分で準備する、目的物に向ける、ピントを合わせる、観察する、これができる望遠鏡を購入しましょう。
向けることも、ピントを合わせることも、観察もできない望遠鏡では仕方がありません。