内容紹介
悩める“アーティスト”に捧げる、
不確実な世界と向き合い、飛びたつための小さな哲学
本書は、アーティストが、自分の制作をしていく際の心がまえをコンパクトに説く
やさしい哲学であり、迷った時、行き詰まって辞めたくなったときの心の助けにな
るような指南書です。
「この作品をつくるのは何のため?」
「これは行なう価値がある?」
「これを続けて食べていける?」
「多くの人が辞めてしまうのはなぜ?」……
誰もが覚えのある、アーティストでありつづけるかぎり襲われる、このような答え
の出ない不安と共存し、飼い馴らしながら、自分の制作をやめずに続けていくため
の、「すべてのジャンルの〈制作者たち〉に効く常備薬」、“心の”サバイバル・ガ
イドなのです。
■全米で20年間読み継がれたアーティストのための手引書、待望の邦訳版!
■すべてのアーティスト/表現者/自分の道をコツコツと進む人、必読の書。
この本は、作品を制作するためにスタジオや教室で作業をし、キーボードやイーゼ
ルやカメラの前にいるあなたのために書かれたものです。自分の将来を自分の手に
ゆだねること。事前に決められた運命よりも自由な意志を尊重すること。そして
チャンスよりも選択を重要視すること。つまりこの本は、あなたが自分の制作を見
つけるために書かれたテキストなのです。
──本書より
著者について
■著者■
デイヴィッド・ベイルズ(David Bayles)
写真家。同時代のアンセル・アダムスやブレッド・ウェストンとともに写真を追求
し、30年間にわたって美術教師を続ける。現在は引退。15年以上の時間をかけて
アメリカ西部のランドスケープを撮影し、作品集『Notes on a Shared Landscape:
Making Sense of the American West』(2005)として刊行。オレゴン州ユー
ジンやペンシルバニア州モントレーで暮らす。
テッド・オーランド(Ted Orland)
写真家。若き頃チャールズ・イームズのもとでグラフィックデザイナーとして社会
人のキャリアをスタート。その後はアンセル・アダムスのアシスタントを経て、現
在は教えることと書くこと、そして引き続き写真を生業とする。著書に『The View
From The Studio Door: How Artists Find Their Way in an Uncertain World』
(2006)など。カルフォルニア州サンタ・クルス在住。
■訳者■
野崎武夫(のざき・たけお)
上智大学文学部哲学科卒業。美術出版社に勤務の後フリーランス。おもに『美術手
帖』『インターコミュニケーション』『エスクァイア日本版』の編集、および
『store』(光琳社出版)、『Luca』(エスクァイアマガジンジャパン)の創刊業
務を担当。訳書に『アート+トラベル』(メディアファクトリー)を刊行予定。
明治学院大学非常講師。