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31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
東京の新しい見方。,
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レビュー対象商品: アースダイバー (単行本(ソフトカバー))
日本の現在の首都である東京が、皇居を中心とした作りだというテーマは以前も目にしたことがある。だが、江戸城の位置は岬だったと地図で示されたことにインパクトがあった。
乾地と湿地という観点から、各繁華街の歴史を考察していて、由来や伝説の紹介だけでなく、それに沿った切り下げ方をしていることが目新しい。 巻末に「TOKYO EARTH DIVING MAP」として、洪積大地と沖積低地の地図が折込付録でついていて、これだけでも価値あり。 それを見ると、縄文時代はかなり奥深くの部分まで海水が浸入していたことがわかる。東京を中心とする東側は水底で、古い神社のある位置がポツポツと台地になっていて、つい最近(江戸初期)までその名残があったのだろうと思われる。 遺跡や古墳、神社、墓地の位置がマークされていて、路線図によって位置関係がわかりやすいように工夫されていた。 この地図を手に散歩すると、新しい観点が広がり、面白いと思う。 専門的なこと(地質・考古学・宗教)には詳しくないので、その点での批評はできないが、この著者の文章が好きなので読み物として楽しめた。
41 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
発想は面白い,
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レビュー対象商品: アースダイバー (単行本(ソフトカバー))
まず、この書を科学的検証に裏打ちされたものと期待しないほうがよい。
洪積台地と沖積低地の織り成すフィヨルド状の東京から文化的というかスピリチュアルな空想を羽ばたかせた詩的読み物として楽しんだほうがよいだろう。 自分の居住地を決める際の参考にもなりそうだ。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
地球科学的に誤った内容に基づく本,
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レビュー対象商品: アースダイバー (単行本(ソフトカバー))
本書によると,沖積低地とは縄文時代の海の分布範囲であり,縄文時代には山の手台地を刻む谷の奥まで海が細長い帯のように入り込み,フィヨルドの如き景観が東京にあった.しかし,地球科学の専門家が科学的な手法で復元した縄文時代の海は,下町を中心とするずっと狭い範囲に限られる.また,地球科学的には「沖積低地=かつての海」という単純な対応は存在しない.よって,本書は科学的には「日本沈没」のようなSFと考えるべきである.しかし本書にはSFであるという立場の表明がなく,逆に地球科学の知識を使って書いたような誤解を読者に与えている.最近,本書の功罪について,地球科学者や考古学者らがツイッターで議論を行った.その内容は「東京地形ブームと縄文海進」としてまとめられている.
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