著者はこれまでに、iモードの戦略を複雑系の考え方を用いて説明してきたが、本書では「生態系」にたとえることでその特徴をわかりやすく伝えている。それはiモードが生態系そのものであり、携帯電話メーカー、コンテンツ事業者、ドコモ、サーバー・メーカー、ユーザーなどは、そこに生息する「生物」にあたるというもの。肝心のドコモの役割は「生態系全体を可能な限り大きく育てること」と位置づけられている。戦略や各プレーヤーの動向もこの観点からわかりやすく説き明かされているほか、市場の検証も丹念に行われている。ドコモのポジショニングに関する考察は、バリューチェーン戦略の参考にもなる。
また「『機種』から『個種』へ」というユーザーのカスタマイズの流れや、「リアルとの連携」、「ネットとリアルをつなぐ」インターネット業界への進出など、iモードの進展や今後の戦略がさまざまなキーワードから論じられている。iモードの誕生や、モバイル・インターネット・ビジネスの進化の過程などが、内部の視点からわかるのはとくに興味深い。わずか3年あまりで、ビジネスや市場がこれだけ成長しているのにも驚かされる。(棚上 勉)
登録情報
|
この商品にタグをつける(詳細)タグは、商品との関連性が非常に強いキーワードまたはラベルのようなものです。
タグにより、すべてのお客様がお気に入りの商品の整理と確認を行うことができます。 ※タグは初期設定で公開になっています。詳しくはこちら |
事業としては失敗したが、ノウハウが蓄積されたと言うような会社が
アイモードを活かしてビジネスを展開しているという。
そこには確立した料金徴収システムが事業の成功をもたらしている。
ブロードバンド・インターネットの普及で大容量のコンテンツビジネスが
現在黎明期として存在しているが、最も大きな過大が「料金徴収」の方法だ。
!なかなか面白い一冊だと思う。
「料金徴収」は現在ブロードバンド関係のビジネスで最も重要で
困難を極めている課題になっている。