アルバムリリース直前にメンバーの一人が脱退するという、少し前のデスチャ状態に陥っている3LWだが、2ndアルバムはなんとか無事にリリース。ジャケットからして1stとは別人のような大人びた彼女たちを見てアルバムに対する期待は高まったが、肝心の内容も落ち着いたタッチの良質のR&B作品に仕上がっていて、ひとまず一安心。P. Diddyプロデュースによる1stシングル(1)は、バウンシーな一品でなかなかにクール。ループ感のようなものが単純に気持ちいい。続く2ndシングル候補(2)は、90年代半ば過ぎくらいのDown Lowな雰囲気をたたえたメロディアスな一品。これも聞いていて心地よくてなかなか。そしてこのアルバムの白眉(3)。これはLil' Kimがフューチャリングされており、彼女のラップ、中近東を思わせるビート、彼女たちのクールな歌いっぷりとすべてが完璧なまでに融合したフロアライクな一曲。これはほんとにかっちょいい。(7)も現行R&Bのビートを取り入れたアップで、Naughty By NatureのTreachのラップも効果的でなかなかにクール。またそのNaughty By Natureを意識したかのような掛け声が楽しい(13)もなかなか。(9)のビートもハード且つボーカルもセクシーでもってかれるし、(15)もGroovy。(11)のバラードもメロディーが美しい。正直ぱっとしない地味な曲もアルバムの所々に見受けられるが、でもアルバム全体の流れとしてはスムーズで雰囲気の統一性は高い。今後のメンバー編成を含めてどのように彼女たちが展開していくのか、要注目。