古今東西の有名な「アヴェ・マリア」を網羅したコンピレーション・アルバムです。
オリジナルのものだけでなく、アレンジされたものもいろいろと収録されていますので、飽きずに最後まで聞きとおしました。
シューベルトやJ.S.バッハ/グノーのように誰もが知っている作品だけでなく、エルガーやホルストの曲は珍しかったので興味深かったですね。
フォーレの「アヴェ・ヴェルム」はよく女声合唱団の演奏会で取り上げられていますので聞くことが出来ますが、フォーレらしい雰囲気のある敬虔な曲です。
最近多くの音楽家が取り上げているカッチーニ作曲の「アヴェ・マリア」をイギリスのソプラノ、レスリー・ギャレットが可憐な歌声で歌っていました。
このどこか寂しげで、高貴な楽曲は「慈悲深い聖母」のイメージにとてもよく合います。透明度が高く、ビブラートの少ないソプラノヴォイスですので、大変気に入った歌唱でした。
ジェームス・ゴールウェイのフルートによるJ.S.バッハ/グノーは原曲同様厳かな演奏でしたし、タック・アンドレスのエレクトリックギターによるシューベルトは雰囲気が変わって興味深く聞きました。