せっかくアン・ハサウェイが奮発しているのに、コンテンツに魅力が感じられない。
単に、裕福な家庭で育ったお坊ちゃまとお嬢ちゃまグループの気まぐれなアバンチュールを楽しむ行動だけ。
たとえ、日頃のハイソな生活に空虚さを求めていたとしても、足を踏み外したとしても、単なる遊びしかないだけ。
そんなところを映画化して、どう受け止めてよいのか理解に苦しみます。
これが、たとえば空虚さを求めて、裏社会にどっぷり染まったとかであれば、それなりの展開により、膨らむ内容があるはずですが、裏の大人の世界をもてあそび、まるでゲームのように、その後始末をせずにリセットをかけるような行動は評価に値しないと思います。
アン・ハサウェイは、この映画に出演するまでは、「プリティ・プリンセス」シリーズの純白の王女様のアイドル的イメージが印象強く、この作品では同じ年に脇役で出演した「ブロークバック・マウンテン」とともに、以前のイメージを変えて、一皮剥ける大判振る舞いを見せてくれたのです。
しかしながら、アイドルが単に豊満な裸体をさらけ出すというだけに留まってしまい、なんら演技力のないものとなってしまっています。
実にもったいないと思います。
でもその後、彼女は「プラダを着た悪魔」以降より、幅広い役者ぶりが見れるようになったようですね。