本当に惜しい。ヨルンの本来の歌声はこの作品では一割しか披露されない。本来の歌声とはもちろん、皆が愛したVAGABONDでの歌声である。あの頃の歌声は#10"The Day The Earth Caught Fire"(CITY BOYSのカヴァー)でのみ聴く事ができる。ギター・ベースはル・テクロとモーティーの鉄壁コンビだし、まんまVAGABONDだ。日本盤ボーナスの#11"Run To You"(B・アダムスのカヴァー)もクレジットが無いのでなんとも言えないが、雰囲気はVAGABONDの頃の歌声っぽい(がなり立てていない。普通に歌っている)。まぁ、ストレート過ぎてかえって響かないが・・・
結局、#10のためにこの作品を買うかというと、1stソロ『Starfire』にも収録されている曲の再録であり、1stを既に持っているか、VAGABONDの頃の歌声を期待してこのカヴァー集を買うつもりならば、止めた方がいい。ガッカリする。私はガッカリした。
ヨルンの喉は既に過去には戻れなくなっているのかもしれない。歌い方云々ではない「カスレ」がミドルトーンにも聴いて取れる。本当に惜しい・・・