私はドラマ版「アンフェア」のファンでしたが、SP1で雲行きが怪しくなり、
それに続く「劇場版1(the movie)」の完成度の低さに落胆した人間です。
本作の直前に北乃きい主演の「ダブルミーニング 二重定義」が放送されましたが、
ほとんど本編に絡まない内容であったため、地デジ録画だけで済ませました。
この最終作「アンフェア the answer」はネット上での酷評が凄まじかったので
まったく期待せずに劇場へと足を運びましたが、見ると聞くとは大違い!
単にドラマ版のイメージや演出が異なっているというだけの話でして、
実際には劇場版1よりも遥かに完成度の高い仕上がりとなっていました。
また香川照之さんも少ない出番ながら、非常に重要なシーンを熱演されていますし、
監督の佐藤嗣麻子さんによる女性視点でのストーリー描写が目立つ作品です。
国家機密が隠されたUSBメモリーに施されたプロテクトドングルの謎を打破する
佐藤和夫(香川照之氏)のIT技術力が神レベルだったり、予告編のインパクト画用に
殺される無関係な女性(5人目の被害者)がいたりと違和感もある作品ですが、
そういった欠点を補って余りあるほど、最後に悪党どもをギャフンと言わせた後、
雪平が並木道で「○○、馬鹿かお前は…」と吐き捨て→夫婦の絆を見せた後、
今は亡き旦那に対して「ありがとう…」と涙を流しながら感謝の言葉を呟き→
アンフェアメインテーマ曲→本作タイトル「アンフェア the answer」初表示→
怒涛の伏線回収しまくり映像群→中島美嘉「Love is Ecstasy」で締めるという
鳥肌モノの素晴らしい演出が最高に格好良く、有終の美を飾っていると思います。
映画「シックスセンス」のように、1回目より2回目の方が楽しめる映画であり、
実際の国家機密が入ったUSBメモリーの行方を考えるだけで面白い傑作邦画です。
ドラマ版と同じく、佐藤和夫の作戦で事件が解決を迎える部分も重ねてあります。
私は劇場公開中に3回も観ましたが、それだけリピートする価値のある作品です。
★★★★★購入後レビュー★★★★★
【本編ディスク】
本編映像のクオリティーは最高で、BDの持つ高精細さが如何なく発揮されています。
メニュー画面のセンスも抜群で、この部分はDVD&BDともに気合いが入っています。
また日本語字幕が完璧と言って良い程の出来で、ほぼ台詞のまま字幕になってます。
さらに中島美嘉の主題歌「Love is Ecstasy」の歌詞まで表示される徹底ぶり!
また音声特典として、篠原涼子+佐藤嗣麻子監督+笠井信輔アナのコメンタリーがあり、
本作品最大のミステリーである「船の下に隠されたUSBの謎」が明らかにされています!
なお磔の女性(5人目被害者)は、単なる結城脩の暴走で組織の犯行ではないとの事です。
また「the movie」ラストの斉木狙撃犯は「三上薫」で間違いない事まで判明してます。
【特典ディスク】
メイキングは俳優別にチャプターが分かれている親切設計となっており、
公開記念の各イベント映像やフジテレビで放送されたクイズ番組(番宣)など
ありとあらゆる「アンフェア the answer」の関連映像が盛りだくさんで、とても
豪華な仕上がりとなっています。予告編などは本編ディスクに全て収録されており、
逆に収録されてない映像の方が少ないと思われます。あと邦画のBDでよくある
「本編はBDだけど、特典ディスクはDVD」という悪しき風潮が改善されており、
ちゃんと「本編もBD、特典ディスクもBD」で全映像HD対応と完璧な仕上がりです。
結論として、「アンフェア the answer」のDVD版・BD版は非常に完成度が高いです!
本作のキャッチコピーである「全ての答えが、そこにある。」は言い過ぎにせよ、
「ある程度の答えがDVD版・BD版にある。」のは間違いのない事実てす。少なくとも
劇場版2作目に関する謎はほぼ網羅されています。ただ小久保の電話相手が誰か?と
最後で村上克明が電話していた国家機関上層部の人間が何者なのか?は謎のままです。
監督によると劇場版3作目「アンフェア the end」なる作品の構想があるとかないとか!?
とにかくDVD&BD版の発売日を一日千秋の思いで何ヶ月も待っただけの甲斐がありました。
ここまでボリューム満点の市販ソフトは久しぶりだったので感激もひとしおです!