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アンノウン (文春文庫)
 
 

アンノウン (文春文庫) [文庫]

古処 誠二
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

自衛隊は隊員に存在意義を見失わせる「軍隊」だった。訓練の意味は何か。組織の目標は何か。誰もが越えねばならないその壁を前にしていた一人の若い隊員は、隊長室から発見された盗聴器に初めて明確な「敵」を実感する…。自衛隊という閉鎖空間をユーモラスに描き第14回メフィスト賞を受賞したデビュー作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

古処 誠二
1970年福岡県生まれ。2000年『UNKNOWN』で第14回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 226ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2006/11)
  • ISBN-10: 4167717093
  • ISBN-13: 978-4167717094
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 15.4 x 11.2 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 289,005位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By きっちょ VINE™ メンバー
形式:文庫
自衛隊レーダー基地で起きた盗聴事件。主人公である語り手は、派遣された調査官の補佐役に任じられた若き三曹。捜査の進展につれて彼に生じる心境の変化が、読者にも共感できる形で描かれています。

ミステリは得手ではないけれど、謎解きのレベルはたぶんまあまあ。人物描写は、探偵役の朝霞二尉がとくに魅力的。ある面深刻なテーマを扱いつつも、全体的にユーモアを失わない。そして爽やかな読後感。

読んで損はない作品だと思いますよ、これは。さすが、メフィスト賞受賞は伊達じゃない(って、そういう賞があるなんて知らなかったけど)。

あまりわれわれが知る機会のない、自衛隊についてのあれこれが書かれているのも、なるほど感が高いですね。「〜士」は期間限定の契約隊員だなんて、あなた知ってました?
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 佐藤さえ トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 航空自衛隊レーダー基地の隊長室の電話機に盗聴器がしかけられていたため、防衛部調査班から幹部が派遣されてくることになった。
 犯人は?そしてその目的は?
 防衛部調査班の朝香二尉のサポートをすることになった、監視隊の野上三曹の語りで描かれています。
 野上三曹は22歳で入隊4年目。
 レーダー基地内の習慣や仕事についてはあたりまえのこととしてさりげなく説明されますが、盗聴器の事件の捜査をする朝香二尉の行動の不思議な点などについては、読むこちら側と同じに「変なことをする」という視点から見ているので
とても読みやすく計算された筋立てになっています。
 識別不明機(アンノウン)を発見した際のオペレーションルームの緊張感が見事に描写されていて興味深いものになっています。
 謎を解き明かしていく過程に無理がまったくなく、また犯人の動機やその後の処理なども納得がいく筋立てになっていてとても面白かったです。
 なにより、野上三曹の成長が清清しいので読後感がよい面白い本でした。 
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫|Amazonが確認した購入
第14回メフィスト賞受賞作ということで購入しました。
古処誠二さんの作品は他に「ルール」を読んだことがありましたが、
本作「アンノウン」についても期待を裏切らない大変面白いミステリーでした。

コーヒー好きで冷静沈着な調査班朝香二尉(監察官)が、
少々真面目さには欠けるものの、行動力のある野上三曹を伴って隊内の事件を解決します。
まさに自衛隊版の「相棒」のような作品です。

自衛隊という組織に起因する習慣や、特徴的なルールに基づくトリックが展開され、
平時における自衛官の葛藤や不安もストーリーに絡めて描かれています。
読んだ時期的にも、トリックやサスペンス要素に加えて心動かされた内容でした。

朝香、野上コンビで続編が出ているそうなので、そちらも読んでみたいと思っています。
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