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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
クライトンの面目躍如たる作品!,
By
レビュー対象商品: アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208)) (文庫)
本作はクライトンのデビュー作です。話の筋はごくごく単純。人工衛星が運んできたと思われる未知の病原体によって一つの町の住人がたった二人の人物を残して全滅してしまいます。生き残った二人というのは、生後まもない赤ん坊と老人という奇妙な取り合わせ。さて、どうしてこの二人だけが生き残ったのか?SFといっても、本書で描かれている事は現実に起こりうるものです。それをドキュメンタリータッチで描いているからよりサスペンスが強調されます。 未知の病原体を探る科学者達の試行錯誤の努力を横目で見ながら、すでにわかっている結果をちらつかせ、その過ちを指摘してゆく手法はページを繰る手を早くさせます。これから起こることじゃなく、すでに起こったこととして描くことでサスペンスにとんだ展開になるけです。そういえばキングの「キャリー」もこれと同じ手法で描かれてましたね。 とにかく、本書を読んで得られる知的興奮は並大抵のものではありません。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
クライトンの先見性の面目躍如,
By カスタマー
レビュー対象商品: アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208)) (文庫)
クライトンのすばらしさ、彼のストーリーテリングのうまさはもちろんのこと、時代の先を見ている先見性にあります。1976年当時すでに、微生物による危機を小説として取り上げていた先見性には脱帽です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
クライトンを一躍有名にした「ファクション」,
By
レビュー対象商品: アンドロメダ病原体 (ハヤカワ文庫 SF (208)) (文庫)
私は、この小説を読んで、疾病対策の実態を知りました。超一級のメディカルSFサスペンスです。 本書が独特なのは、その後のクライトンの一連の作品のさきがけとも 言える、科学(特に生命科学)とミステリーを合体したところ。 SFとミステリーの融合で有名なアイザック・アシモフとは、また 違ったリアリティで読者を引っ張ります。 人工衛星が墜落した後、死と化した街。生き残ったのは酔っ払いと 泣き叫ぶ赤ん坊だけ。これから、米国中から集められた専門家チームの 原因究明の壮絶な戦いが始まる。 ページの随所に、分析結果のグラフが掲示され、あたかも、本格推理小説 で読者への挑戦状的に謎のヒントが提示されるがごとく、科学者=読者 に謎の究明を迫るという手法。 病原菌の正体をどのような科学的手順で解明するか、をみごとに シミュレーションした、SF史上の画期的作品です。と同時に、ストーリー テラーとしてのみごとな手腕を発揮したエンターテインメント小説の才能 のデビューでもあります。お薦め。
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