ページを縦に開いていく絵本です。 ページの半分で紙が切れていて片方づつページを開いていくのが珍しいです。
右を開いたら左のページはそのままで新しい展開に、その左側を開けば…というように、左右のページがしりとりのように
つながっていって、おもしろいです。
紙は茶封筒のような色で、紙の素材もおもしろいし、茶色の地に白・ピンク・黄色などの色が映えてかわいらしいです。
茶色の地なので落ち着いた雰囲気だし、シンプルな絵でも全然寂しくないです。
絵はシャープな鉛筆のラインで繊細ですが、心が落ち着くような温かみがあります。
本のストーリーも温かくて好きです。絵はどちらも渡邉良重さんですが、BROOCHよりもストーリーはこちらの方が好きです。
渡邉良重さんの絵本は、紙の素材にもこだわりがあって好きです。
ただの白い紙に印刷されて普通にページをめくっていくだけでは味わえない楽しさがあります。
半分づつページをめくっていって、半分づつ絵が変わっていくのもわくわくするし、
紙のつるつるな面とざらざらな面とをめくりながら感じられるのも面白いです。
全部のページが同じ面を向いているわけではないからこそ発見できたことだと思います。
絵本はただ絵を見るだけではなくて、ページを自分の手でめくりながら楽しむものだと教えてくれるような素敵な本です。