モハメッド・アリをプロレスのリングに引出し、異種格闘技路線ではミュンヘン・オリンピックの金メダリストのウィレム・ルスカや熊殺しの極心空手ウィリ-・ウィリアムスと闘った「燃える闘魂」アントニオ猪木の自伝。意外なことに小さい頃は、臆病で引っ込み思案、喧嘩が大嫌いだったとか、思わず「えっ!」というエピソ-ドがたくさん出てくる。その他にも借金で首が廻らなくなり、自殺を考えたりとか、元奥さんの倍賞美津子さんに「悪霊が憑いた」と言って除霊を頼んだりと面白いエピソ-ドが沢山出てくる。参議院議員時代の第一次湾岸戦争での日本人人質救出劇では自腹で飛行機をチャ-タ-して人質となっていた人々の家族を伴ってイラクに乗り込み人質解放に成功したときの裏話(日本の外務省が妨害し!たとか、)なども考えさせられる。我々凡人とは思考のスケ-ルが違う、という話が沢山出てきて面白い。猪木ファンに絶対お薦めの一冊。