モダンメタルというと「メロディやギターソロがない」「メタルとしての様式美が感じられない」と言うイメージを持たれがちですが、彼らはそういった目を見事にはねのけてくれました。
前作で確立した<スラッシーかつメロディアス、それでいて現代的なヘヴィネスも備えている>彼ら独自の音楽性を更に押し進めた内容になっています。
クラシック音楽のように三部構成からなる#1は本作のハイライト、荘厳なイントロから突如スラッシーに疾走するドラマティックな名曲です。#2は曲全体がギターソロかと思う程メロディアスなリードが満載の1曲、先行シングル#3は中間部でクラシカルなフレーズが飛び出します、#4はブラストも登場する本作中最速ナンバー、#6もいかにも彼ららしいグルーヴィーな1曲で終盤の疾走パートはヘドバン必至!そして子供のコーラスが印象的な#7で本編は幕を閉じます。
全7曲と曲数自体は少なめですが、食い足りなさは感じないと思います。本当に良い曲だけを厳選して収録した印象。
前作に比べメロディが強化されて、「クサい」と形容してもいいフレーズも出てくるので普段エクストリーム系のメタルを聴かない向きにもオススメできます。アメリカ国内よりヨーロッパで支持されているという事実も納得の名盤だと思います。