登録情報
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・赤いくつ
・びんの首
・古い家
・鐘
・年の話
・さやからとび出た五つのエンドウ豆
・「あの女はろくでなし」
・ロウソク
・とうさんのすることはいつもよし
・雪の女王
・アンデルセンは話の名人(水上勉さんによる後書き)
すべてを通して共通していえるのは敬虔なクリスチャンとしてのアンデルセンです。収録されたほとんどの話の中に祈りや賛美歌の一節あるいは天使が登場するなどで、すべての話が神との関わり合いの中で成り立っています。絵本で知るアンデルセン童話もそれなりの味わいがありますが、やはり完訳版は一度読んでおいた方がよいと感じました。この値段でこんなにもたくさんの話が読めるなんてすばらしいです。強くお勧めします。
ちょっと恐ろしさを感じるほどの強い戒めのある作品でしたが、あとは本当に温かい。
えんどう豆の声も、ロウソクの声も、アンデルセンにはすべて聞こえています。
みんなが私たちと同じように、感情を持っていて、幸せを願っています。
アンデルセンの描く世界は、常にキリスト教的です。キリスト教の、いちばん美しい、つつましやかな関係の幸せを
詠っている、そう考えます。アンデルセンの、塩で味つけされた言葉は、ほんとうに彼の美しい真の世界を伝えます。
もちろん、キリスト教徒ではない人も全く問題なく読める作品だと思います。
特に、たかだか8ページしかない「ロウソク」という話に、強く心を持っていかれてしまいました。
ああ、げいゆロウソクのように、つつましやかにみんなのしあわせをみたい
きみのつつましやかなよろこびをみたい きみたちのしあわせをみたい
ミツロウソクもげいゆろうそくもおなじだけあたたかいんだ
きみもげいゆロウソクのしあわせをしっているね そんなきみが、きみたちがすきだとおもう…
きみがこのほんをよんでくれたらつたわるよ、きっと
そんな気持ちが駆け巡っています。
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