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アンチ・オイディプス(下)資本主義と分裂症 (河出文庫)
 
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アンチ・オイディプス(下)資本主義と分裂症 (河出文庫) [文庫]

ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ , 宇野 邦一
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

最初の訳から二十年目にして“新訳”で送るドゥルーズ=ガタリの歴史的名著。「器官なき身体」から、国家と資本主義をラディカルに批判しつつ、分裂分析へ向かう本書は、いまこそ読みなおされなければならない。

内容(「BOOK」データベースより)

無意職論、欲望論、精神病理論、身体論、家族論、国家論、世界史論、資本論、貨幣論、記号論、芸術論、権力論…のすべてであるとともに厳密な哲学の書でもある奇跡的な著作の新訳。「器官なき身体」とともにあらゆる領域を横断しつつ、破壊と生産をうたう「分裂分析」は、来たるべき思考と実践の指標であり続けている。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2006/10/5)
  • ISBN-10: 4309462812
  • ISBN-13: 978-4309462813
  • 発売日: 2006/10/5
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By CARAX
形式:文庫
下の方に酷評が載っているが、言い過ぎだと思う。市倉訳のほうに、原著にはあったとさ
れるリズム感が欠けていたことは、ずっと前から指摘されてきた。その点宇野訳は、この
大著を、あたかも「一つの文学作品」として読み通せるようにしたという意味では、良訳
の部類に入ると思う。文章も「機械翻訳」という評言がどこから出てくるのかまったく不
明なほど、ひとつひとつの文も、段落ごとの内容も、日本語として十分意味が通っており、
解釈を加えずにここまで訳せるものではない。

「そっくり一文が抜け落ちている」のが事実だとしても一般の私たちには確認のしようも
ないのだが、反復文が極めて多いこの本では、通読して大意をつかむという読み方をした
場合、仮にそういう事実があったとしても、本の言わんとする方向が変わってしまうほど
重大な問題になるとは考えにくい。

今、文学作品としてはとか、大意をつかむという読み方ならと書いたけれど、まさにこの
本の良いところは、あの大著を、概要としては何を伝えようとしているか、とりあえず通
読してみる気にさせるところであり、そういう読み方をするなら、十分役に立つ。文庫本
というハンディな作りなので、少しずつ読めば、必ず最後まで読み通せるし、とにかく著
者たちが何に反対し、何を擁護し、どのような世界観を提示しようとしているのかという
軸の部分は十分つかめるはずだ。(ただし、上巻の注が下巻にある点は不便きわまりなく、
出版社に猛省を促したい)

この本は、長年、通読もされずに適当な引用をされたり、批判されたりしてきた歴史があ
る。宇野訳で、とりあえずその点が解消されたのは喜ばしい。術語については、哲学的に
厳密を期したい専門家や、どうしても納得のいかない箇所があった場合は、原著を読むか
市倉訳を必要に応じて参照すればよいと思う。この本の最大の功績は、とにかく「あの
『アンチ・オイディプス』が手軽に通読でき、概要がつかめるようになった」という点に
あるのだから。

こんな試みが可能なら、ついでに『千のプラトー』も文庫化すべきだと思う。
(上巻と同じ文章)
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52 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
驚くべき改悪 2006/10/31
形式:文庫
宇野邦一氏のアルトーの著作など普段から関心を寄せていた。その宇野氏がことあるごとに、あちこちでその邦訳を口さがなく非難してきた『アンチオイディプス』をとうとう自身で翻訳するというので手にとってみた。あまりにも酷いものだった。ドゥルーズとガタリのリズムをそのまま翻訳したという広告文句は見事に裏切られた。短いセンテンスをただ短いまま、だらだらと頭から翻訳するという日本語として大変読みづらいものになっている。これでは、解釈をくわえないのではなく、まったく解釈されていない自動翻訳である。すでにある邦訳(市倉訳)と比べて読んでみたが、市倉訳は日本語としてきちんとした流れができており、読者のリズムをこわさない。ただし、市倉訳が良いわけではなく、そっくり一文が抜け落ちたり(驚くべきことに宇野訳でも同じところが脱落していたりする)、おかしな人名などがあったりするので、出版社はなぜ市倉訳を改訂しなかったのか奇妙に感じるばかりである。文庫化、新訳なのだから版権はちゃんととっているのだろうか?もし版権も無いようなものを新訳として出版したとなれば出版社の良心が問われるだろう。引用などする前に興味のある方はまず調べられると良いと思う。(上巻と同文)
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