レドモンド大学での日々を描いたアンが勉学に友情にそして愛に
前向きにそして真摯に、それでいて愉快に過ごす一冊です。
「パティの家」という一軒家ですごす仲良し4人組はその友情を深めていきます。
なにより、新しく出会った友人のその癖や欠点も含め認め合い、勉学も競い合って
いるとことが女性同士の友情としてはとてもうらやましいものです。
はじめての友人の死や年上のカップルの姿などを見つつ、女性としてアンは
成長していきます。
そしてクライマックスはなんといってもギルバートでしょう。
気になって気になって仕方がない、でもその友情と信頼が
深すぎるあまり愛ではないと思いこみ、遠回りします。
ギルバートが腸チフスで重体になったその時にはじめてアンは
気づくのです。
周囲のアヴォンリーの住人は相変わらず愛情深く、おせっかいで
変わらない姿を見せています。
赤毛のアンは1冊では終わらない。
彼女の人生は続いているのです。
いくつになって読んでもすばらしい。
まさに「少女趣味」。
でもそれってすごーくよくない?