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私が好きなのは60ページに渡って書かれた「ロイド老淑女」です。数十年前の過ちの悲しみの中で
生きる老女が愛した男性の娘のために生活をかけて陰の支えとなっていきます。こんなに温かい話は
ありません。何度読んでも泣いてしまいます。ロイド淑女はジム船長と同じくらい大好きです。
他の話も素晴らしいものばかりで本当に温かいです。本当に宝物のように大切な話ばかりです。
モンゴメリの短編の素晴らしさの1つに、文章の締めのうまさがあると思います。
『赤毛のアン』のラストでは「神は天にあり、世はすべてよし」の一言がマシュウへの思いと共鳴して温かく広がりました。
『アンの愛情』のレベッカ=デューの相変わらずで、面白くて堅くていい人で、という描写も印象的でした。
『アンの娘リラ』での、リラの最後の一言も4年分の成長とリンクして広がりがありました。
短編集でも、その締めのうまさが存分に味わえます。例えばルドヴィックの面白い話も、シャーマン氏の最後の
一言で余計に深く面白くなります。本当に素晴らしい構成力を持っていると思います。
本編には登場しない「ヨセフを知る人々」たちの人生も本当に素晴らしいと思います!
人を許す心、愛する心そんな大切なが、この本いっぱいに詰め込まれて
いるそんな感じです。
いつでもそばに置いておきたいまさに『アンの友達』です。
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