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アレクセイ・ゲルマン DVD-BOX
 
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アレクセイ・ゲルマン DVD-BOX

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登録情報

  • 出演: ロラン・ブイコフ, ウラジーミル・ザマンスキー, アナトーリー・ソロニーツイン, ユーリー・ニクーリン, リュドミーラ・グルチェンコ
  • 監督: アレクセイ・ゲルマン
  • 形式: Black & White
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • ディスク枚数: 4
  • 販売元: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • DVD発売日: 2011/09/23
  • 時間: 439 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B005AON0TY
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 6,025位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

◆タルコフスキー、ソクーロフに連なる驚愕の才能、アレクセイ・ゲルマン!

◆スターリンの粛清、ペレストロイカ、ソ連解体――国家と歴史の現実を厳しく見つめ、独特の映画文法で描いた4作品が、待望の国内初ソフト化!DVD-BOXでリリース!

◆ロシア傑作連続リリース!映画史に残るあの名作この名作がお得になって登場!
○8/26「セルゲイ・エイゼンシュテインDVD-BOX」
○9/23「ロシアン・クラシックス DVD-BOX」

『道中の点検』(1971)
原作は、監督の父である作家ユーリー・ゲルマンの小説。第2次世界大戦中、ドイツ軍占領地で活動するソ連のパルチザン部隊に、敵に寝返った過去を持つ男が現れた。疑惑にさらされた男に、敵の軍用列車奪取の命令が下る…。独特のドキュメンタリー・タッチで映像化された、第一級のサスペンスドラマ。

『戦争のない20日間』(1976)
従軍記者が疎開地タシケントを休暇で訪れる。戦友の死、妻との離婚、ひと時の恋愛…。戦争のない20日間を禁欲的なスタイルで描き、「ミハルコフ、タルコフスキーにも匹敵する優れた名匠」とも評価された傑作。ゲルマン監督の真価を初めて国外に伝えることになった。

『わが友イワン・ラプシン』(1984)
ゲルマン監督の父、ユーリー・ゲルマンの小説「ラプシン」などをもとにし、30年代半ばの架空の小都市を舞台に展開する殺人鬼を追う刑事の物語。歴史の実相が独特の描写であぶりだされる。エイゼンシュテインやタルコフスキーらの作品と並ぶ歴史的名作として世界各国でも上映された。

『フルスタリョフ、車を!』(1998)
ソ連時代に当局の圧力で創作活動を妨げられたゲルマン監督が、反ユダヤ主義の台頭する1953年のロシアのグロテスクな混迷を、ポリフォニックかつ祝祭的な手法で描きだす。M・スコセッ シ監督が「何が何だかわからないが、すごいパワーだ」と評したと圧倒的な力に満ちた作品。1998年カンヌ国際映画祭パルム・ドール ノミネート

特典:小冊子封入(予定)
収録時間:439分(予定)

※商品イメージは仮のものであり、仕様・デザインが変更になる場合がございます。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

ロシアの鬼才、アレクセイ・ゲルマン監督のBOX。作家である父、ユーリー・ゲルマンの小説を映画化したサスペンスドラマ『道中の点検』をはじめ、『戦争のない20日間』『わが友イワン・ラプシン』『フルスタリョフ、車を!』の全4作品を収録。

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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今回のDVD-BOXによって、始めてアレクセイ・ゲルマンの4本を、製作順に連続して観ることができた。

内容の分りやすさ、あるいは緊迫したストーリー展開など、全てにおいて最も完成度が高いのが『道中の点検』(1971)であった。監督の父で作家ユーリー・ゲルマンの小説を映画化したもの。パルチザン部隊に投降した男は、疑惑と信頼の二重の狭間で葛藤を強いられ、ドイツ軍の車を襲撃する仲間にされる。更には、パルチザン内部からの疑いを晴らすために、列車の奪還に至る過程の迫力は凄い。15年間ソビエト連邦下の検閲を受け、公開できなかったいわくつきの作品。

『戦争のない20日間』(1976)は、休暇で疎開地タシケントを訪れる従軍記者の、抑制された行動にキャメラが寄り添う。離婚した妻と現在の夫との再会、帰省の列車で乗り合わせた女性との擬似的恋愛、従軍記者の記録が映画化されている様子も映される。一見平穏な休暇の日々の前後にはドイツ軍の爆撃が描かれ、束の間の日常が強調されている。4本の中で一番安心して観ることができる作品。

『道中の点検』と同じく父の原作「ラプシン」をもとに製作された『わが友、イワン・ラプシン』(1984)は、30年代に時代設定された虚構空間に、スターリン圧政下の異様な雰囲気を反映させている。パートカラーが何か所か挿入されているが、スターリニズム批判として敢えて色分けしているのかも知れない(推測です)。

さて、もっとも厄介なのが『フルスタリョフ、車を!』(1998)である。全編長回しのカットで構成されている。混迷する多くの人物が入り乱れる、ポリフォニー的(バフチン)・祝祭的(山口昌男)に描かれているため、観るものに戸惑いと混乱をもたらす。評価が分かれるフィルムだが、登場人物たちの過剰なる振る舞いはパワフルで圧倒される。スターリンの死をクライマックスに持ってきているところで、辛うじて理解できた。長回しのキャメラは溝口健二のように俳優たちの感情の起伏を捉えるものではなく、移動撮影を人物の躍動感や空間の演出に用いているように思える。

ゲルマンにとって、検閲なる制約から解き放たれ、これまで表現できなかった思いを全て『フルスタリョフ、車を!』に投入したのではあるまいか。<表現の自由>を獲得したとき、どのように振るまうかが芸術家としての力量が判断されるメルクマールとなる。抑制の美学が『戦争のない20日間』に自己検閲として働いたとすれば、作風の極端化に走りつつも、自由奔放の困難さを『フルスタリョフ』で実感したはずだ。

以上より、作品の完成度という点から、『道中の点検』がマイ・ベストとなる。

ロシア映画を代表する監督といえば、タルコフスキー、ソクーロフ、カネフスキー、それにアレクセイ・ゲルマンだろう。さらに、映画史的にはモンタージュ理論を確立したエイゼンシュテインを加え、5人としておきたい。

DVD化が最も遅れていたアレクセイ・ゲルマン。現時点での全作品のDVD化は有難い企画であり、寡作な監督ゲルマンの4本は、いずれも必見のフィルムであることを強調しておきたい。
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10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
あらかじめお断りしておきますが、以下はDVD発売を前にした、発売を祝してのコメントであって、視聴後の、画質・仕様等についてのコメントではありません。

このBOXに収納されている4本の映画すべてが傑作です。
なかでも「フルスタリョフ、車を!」は、映画の魅力に満ち溢れた、映画史に残りうる大傑作、と断言しておきます。
私も昔からずいぶんたくさん映画を見てきましたが、15年ほど前、ホロコースト映画の「SHOAH(ショアー)」を見て、今後これを超える映像に出会うことも無いだろうと、しばらく映画を見るのを止めてしまった時期があります。それから5年ほどして、この映画が公開されましたが、ホロコースト映画とならんでスターリン時代物にも惹かれる私としては、見ないで済ますわけにもまいりません。大した期待もせずに、とりあえず見てみたら、これがことのほか強烈。映画の面白さに、再び、目覚めた次第です。
ちなみに、スコセッシはこの映画を評して、「なんだかよく分からないが、すごいパワーだ」と言ったそうですね。真意はともかく、それこそ最高の褒め言葉でしょう。思えば、スコセッシの映画も、「明日に処刑を…」とか「ミーン・ストリート」の頃は、なんだかよく分からんけど、パワーだけはやたらにありましたからね。
で、この映画ですが、話はわかりづらい上に、登場人物がみんな掴みどころが無く、どこか狂っています。でも、たとえば「未来世紀ブラジル」みたいな、作者のドヤ顔を感じさせるような、奇を衒ったわざとらしさがありません。登場人物はバカ騒ぎしてるのに、見ているこちらは不安になってくる、凄みのある映像と、不気味な雰囲気がたまりません。リアルなグロテスクというのは、まさにこれのことでしょう。たとえると、ブニュエルの白黒映画とか、あんな感じです。
ま、これに比べれば、同じスターリン時代物でも、「太陽に灼かれて」だの「映写技師は見ていた」なんてのは、ただのメロドラマですね。
しかし、どうして世間は、この映画の凄さについて騒がないんでしょうか。不思議だなあ。過小評価され過ぎだと思います。
タル・ベーラも、ミヒャエル・ハネケもいいですが、アレクセイ・ゲルマン、最高ですよ。一人でも多くの人がこのBOXを購入して、アレクセイ・ゲルマンのファンが増えることを願ってやみません。

まあ今年は私も、直接被災したわけではありませんが、震災と原発事故によって、気分的には最悪の状態が続いていますが、そんな中、このBOXが発売されることだけが、私にとって唯一の救いです。
本当に、生き返る気がします。いや正直、生きていてよかった、と思いました。IVCさん、ありがとう。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ソ連映画界最後の怪物アレクセイ・ゲルマン。その圧倒的な才能はタルコフスキー、ソクーロフを上回りパラジャーノフに匹敵すると言っても過言ではない。検閲と戦いながらお蔵入りや公開延期などの憂き目にあい、ペレストロイカ時の解禁で世界を驚かせたソ連時代の三作品は、どれも徹底的に情緒を排し、喜劇と悲劇、どの映画にも似ていない独特のアクションとイメージがとてつもない強度で結晶している。そして初めて検閲から逃れてその恐るべき才能を全開にした、地獄の蓋を開けてしまったような怪物的作品「フルスタリョフ、車を! 」はイメージと音響の洪水にただただ圧倒される。
今回ソフト化された事で、単に作品がいつでも鑑賞できるだけでなく、あの驚異的なカメラワークや凝りに凝った音の演出などを個別に繰り返し楽しめるのもうれしい。
このDVD-BOXはグリゴーリー・アローノフとの共同監督作品である「七番目の道づれ」(1967)を除く単独監督作品四本を全て収録。映像特典として「フルスタリョフ、車を! 」の予告編が付属。冊子の内容はアレクセイ・ゲルマンのインタビュー17ページ、「フルスタリョフ、車を! 」のプロデューサーのインタビュー2ページ、主役のユーリー・ツリロのインタビュー3ページなど。いずれも既刊「ロシアでいま、映画はどうなっているのか?」(2000年)よりの転載。
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