英国パラソル奇譚の第三弾。今回も、はた迷惑な(笑)バカップルのアレクシアとマコン卿を巡り、周囲はどたばた。特に、アレクシアのお腹の「ちび迷惑ちゃん」。魂なき者+人狼=?さて、この方程式や如何に?吸血鬼、人狼、テンプル騎士団までも巻き込んでの大騒動が巻き起こります。マコン卿は、アレクシアに謝ることができるのか?アレクシア、おバカな愛しい人狼を許すことができるのか?前巻、とんでもないところで終わってますからね…いやあ、わくわく楽しくって、しょうがなし。
マコン卿が恋しくて、泣けてるアレクシアが、かわいい!
毒舌&人の後頭部叩きに磨きのかかるアレクシアですが、ちょこっちょこと覗く乙女心(笑)に、思わずにやにやっと。すごい。涙だよ。このヒロインの目から、涙!うわお、なんて貴重な(笑)。
相変わらず、アルファなマコン卿のお守りでテンテコマイな、ベータなライオール教授。お気の毒度、100%。
大事な研究材料(ホントに教授だったんだー!)を自暴自棄マコン卿に飲み干され&食い尽くされるわ、ウールジー人狼団をまとめにゃならんわ、アケルダマ卿の失踪を探らなあかんわ、アレクシアを逃がさなあかんわ、暴れまわった後の事後処理を全て押し付けられるわ…。
だけど、教授、がんばる。
なーんて、なーんて健気な恋女房(大爆笑!)
マコン卿って、ライオール教授がいなかったら、どうやってやりくりできるっていうの…?
貴重かつ奇特なお方でございます。
この物語は、脇役が燦々と輝いていて、読んでて飽きなくって、楽しくって、にやけてしまっております。
今回のお気の毒度90%は、フルーテでしょう。
この方、肩書はウールジー城の司書ですが、今回はアレクシアについて、イタリアへゴー!無口鉄面皮のやり手ボディガード兼物持ちさん(笑)。吸血鬼と対決、テンプル騎士団と対決、これって、絶対に、内心トホホホホなハズ。そしてちょっとずつのさわりのある、アレクシア亡父タラボッティの、謎。アレクシアにつつかれても、フルーテ、黙。ふふふふふ、素晴らしいキャラクターでございます。でも、そこらへんの謎は、アレクシアでなくとも、私たちも是非知りたいところ。
不幸せ100%には、アケルダマ卿。失踪劇、誘拐劇。ようやく発見できたビフィ君をぎゅっと抱きしめるアケルダマ卿に、ほろり。もっとも、卿のこと。見開きページほどのシリアスではございましたが…(笑)
読んでるうちに、暴風雨に突っ込んだような気分です(笑)。
めっちゃ楽しくって、次々に披露されるみょうちくりんなアイテムに頭をしぼり、それでもって、次に何が起こるのか、正直、分からん(笑)。
読み終わると、何だか自分まで冒険団に入ってたような、なーんか、疲れ…(笑)。
次巻が待ち遠しいですネ。(あとがきによると、2011年の夏にアメリカで第四弾が出版されたばかりとのこと。…いつになるんだ、日本!早く日本にいらっしゃい〜っ!)