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アレクサンドロスの征服と神話 (興亡の世界史)
 
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アレクサンドロスの征服と神話 (興亡の世界史) [単行本]

森谷 公俊
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,415 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

講談社創業100周年記念出版 第2回配本
大王の帝国は、なぜ一代で崩壊したのか
わずか10年でどうして地中海からインダス川にいたる大帝国を築き得たか。前334年、辺境のギリシアを出発し、先進国・ペルシアを征服した大王の軌跡をたどる。歴史の舞台をリセットした新たなヘレニズム史の誕生!

内容(「BOOK」データベースより)

わずか一〇年でどうして地中海からインダス川にいたる大帝国を築き得たか。前三三四年、辺境のギリシアを出発し、先進国・ペルシアを征服した大王の軌跡をたどる。歴史の舞台をリセットした新たなヘレニズム史の誕生。

登録情報

  • 単行本: 380ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/1/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062807017
  • ISBN-13: 978-4062807012
  • 発売日: 2007/1/18
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 55,106位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「興亡の世界史」第2回配本はアレクサンドロス大王の東方遠征とその最中の出来事を中心にした巻です。しかし単なるアレクサンドロス大王の伝記でなく(東征以前のことで1章分ありますし、東征の概略は書かれていますが)、最近の研究動向をもとにアレクサンドロスの帝国とはどのようなものだったのかをまとめ、ヘレニズム時代を古典古代から連続した流れのなかで見ようとしたり、ギリシアとオリエント世界の関係の中にアレクサンドロスとヘレニズム世界を位置づけようとする本です。

ヘレニズム世界においてギリシア文化はそこに存在する色々な文化の一要素であることや、ヘレニズムという概念の問題点についても改めて示されています。そして、後継者戦争を経て諸王国ができる過程で諸将たちがアレクサンドロスの名声・権威を利用したために彼の名が後世に残されたという指摘はなかなか面白いと思います。近年の研究成果をもとにしたアレクサンドロス大王やヘレニズム世界についての入門書としてお薦めできる本です。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:単行本
 講談社の新構想による「興亡の世界史」シリーズの第二回配本。

 

 今回は特に古代史でもっとも有名な英雄の一人であるアレクサンドロス大王とヘレニズム文化の実像にせまる。

 英雄視され、多くの場で語られてきた大王と当方遠征事業はむろん、偉業ではあるが、本書はあくまで実証的な資料批判や公平な立場から、従来の立場を乗りこえて迫っていく。

 大王の伝記は後のローマ時代のものであったり、これまでの歴史観が必要以上にギリシア・ローマよりであるなどの問題があったが、本章は1つ1つ丁寧にこれらのバイアスを取り除き、大王とヘレニズム文化の本質的な意義を明らかにしていく。

 偉大な英雄ではあるが神ではなく、感情をもち、悩んだアレクサンドロスの姿や、正当な世界の諸文化の中に位置づけられる東方遠征やヘレニズム文化の正しい理解は、混沌とした21世紀の世界を理解する機会を与えてくれる。

 年表や参考文献も充実しており、図表や写真も豊富で、想像力をかきたててくれる。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
従来の世界史の全集は浅く広くという感じだったが、このシリーズは書名のテーマを深く掘り下げ一冊全てを使い書かれているところが新鮮に感じました。

アレクサンドロス大王というと、高校の世界史の教科書に出てくる理想的な英雄というイメージが強かったのですが、本書を読みいろいろ再認識させられました。学問の師であるアリストテレスの帝王学とは最初から乖離していた事。東方遠征論はアレクサンドロス以前からギリシア世界にあった事実。ペルシアで華美になった一因にはアジアを統治するためという側面もあった。一般に語られているペルセポリス放火は俗説であり、資料に裏づけられた可能性の高い推論など興味深い事ばかりでした。著者はアレクサンドロス関係の本も多数書いており、日本の学者でここまで詳細に書ける人は少ないと思える中身の濃い一冊でした。

巻末の索引、参考文献も充実しています。

星5つとしなかったのは図版がモノクロ(中央公論はカラー)だった事と、例えば294ページで紹介している最初の4ドラクマ銀貨など、本文を読んで是非載せてほしい図版がなかった事です。
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