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アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX (孤独な声/日陽はしづかに発酵し…/ファザー、サン)
 
 

アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX (孤独な声/日陽はしづかに発酵し…/ファザー、サン)

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登録情報

  • 出演: タチヤナ・ゴリャチョワ, アレクセイ・アナニシノフ, アレクセイ・シチェティーニン
  • 監督: アレクサンドル・ソクーロフ
  • 形式: Color, Dolby, Widescreen
  • 言語 ロシア語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.78:1
  • ディスク枚数: 3
  • 販売元: 紀伊國屋書店
  • DVD発売日: 2006/08/26
  • 時間: 309 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000GETXQC
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 81,353位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

巨匠・アレクサンドル・ソクーロフが監督を手掛けた作品を収めた3枚組DVD-BOX。ソクーロフの処女作である『孤独な声』をはじめ、ロシアの複雑な現代史を背景にした『日陽はしづかに発酵し…』『ファザー、サン』を収録する。

内容(「Oricon」データベースより)

“現代最高の映画作家”と言われるアレクサンドル・ソクーロフの処女作「孤独な声」、最高の大作「日陽はしづかに発酵し…」、第56回カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞を受賞した「ファザー、サン」の3作品が収録。

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形式:VHS
 私は、ソクーロフは最も男性を美しく撮る存命中の映像作家である、と思っている。

 “Father & Son”は“マザー、サン”に続く3部作の2作目。 “肉体”と“別離”に関心が注がれる点は共通するが、大きく異なる趣で我々の前に現れる。

 ファーストシーン。 柔らかな橙色の灯りの元、濃密なエロティシズムを放ちながら抱擁し合う男性の裸体。 それは悪夢に魘される息子を父が介抱する姿であった。 ソクーロフ独特の歪んだ映像の中で、完璧に均整の取れた二つの肉体は、甘美な夢を享受している様にも羊水の中で自閉している様にも見える。
 それからチャイコフスキーの調べと共に、父と息子の緊密な日常が映し出される。 絡み付く視線、互いに対する気遣い。 他人の介入には嫉妬という感情さえ生じる。 二人の間に入る余地は無い。 息子のガールフレンドはそれを嘆き去ってゆく。 戦争の記憶や死別した妻の事が僅かに語られるが、何故二人がこれほど深く結び付いているのかは謎めいている。 二人は海を臨む居心地の好い屋根裏部屋に住み、隣の屋根や窓に渡した細い板を通って移動する。 その危うい浮遊感はこの父子関係の性質を象徴するかのようだ。 一貫してまろやかな光に包み奇妙に歪ませた映像は、ごく日常的な空や街並みや海の煌きを幻想風景に変質させ、この父子を取り巻く生温かい官能を雄弁に物語る。

 父も息子もやがて別離が訪れる事は知っている。 が、それに怯え、離れられずにいる。 父と息子がそれぞれ見る夢もそれを暗示しながら、矢張謎めいている。

 それまでの暖かい光からラストシーンの景色へ切り替わると、今までの出来事は、実はもういない父もしくは息子の記憶か夢だったのか、とも思えてきた。 父と息子の共有する、肉体の記憶。 それは何と甘く蘇るのだろう。 腕に胸に残る、生に満ちた肉体の官能を、この父子を通じて夢にみていたのだろうか。 ソクーロフは、我々は。

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孤独の声 2007/8/21
形式:DVD
90年頃に映画館で見た。このボックスの形でしか手に入らないのが残念。ただ、当時は上の説明の中にある「孤独な声」ではなく「孤独の声」という題名で上映していたと思う。

タルコフスキーがこの映画の公開のために奔走したということだが、たしかにタルコフスキー的な映画だった。しかし暗い。あきれるほど暗い。映画は動きだという一方で、映画は動かないことだという考えがあってもちっとも不思議ではない。たとえばアルバムを見るシーンの延々と続く写真。見方によっては退屈この上ないのかもしれない。しかしどんな幼年時代であったのかがわかるような、どんな子どもだったのかがわかるような、そんなシーンなのだ。

あるいは二人が最初に出会うシーンの風が森の木の葉を揺する音。そのシーンは何度か繰り返され、主人公のヒロインに対する純粋な憧れ(=不能)を示すかのような美しいシーンである。

途中でまるで無関係に男(主人公?あるいは主人公の分身?)が川に沈むエピソードがあって、すぐに違う話になってしまうのだが、ラストでそのエピソードが繰り返され、主人公の再生が示される。「マリアの恋人」と同じプラトーノフ(知られざる大作家です。岩波文庫に短編集がありますが、この原作は入っていません。)の短編の映画化で、「マリアの恋人」も大好きな映画だが、同じ「映画」という言葉でくくれないほど全くタイプが違う。

最後、壁を映してそこに主人公夫婦の「きっとうまくいく」という台詞がかぶる。なんとなくタルコフスキーの「鏡」のラスト、「どうにかなるさ」と言いながら小鳥を投げあげるシーンを思い出した。

見てからもう20年近くたっているのに、今でも時々いくつかのシーンを思い出す。忘れられない映画の一つである。
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
素晴らしい 2009/3/17
形式:DVD
太陽を見て、ソクーロフ監督のファンになった。
映像美に酔いしれて下さい。
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