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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
漆のチェスがニューヨークで話題,
By 沙羅 (ニューヨーク) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アレクサンダー・ゲルマン:ポストグローバル (単行本(ソフトカバー))
本の中で紹介されている漆のチェスが、今、ニューヨークで話題になっていることをニュースで知りました。全世界のニュースに流れている。
本では漆のチェスがどのようにして作られたか詳細に書かれていて、塗る前に和紙で漆を漉すことや塗って乾かした後、炭で磨くこと、1回塗るごとに相当な時間と手がかかることなど初めて知りました。 友達に漆を磨くとき炭を使うことを知っているかと聞いたら誰一人知らなかった。知っているつもりになっていたけれど、実は何も知らなかった。 写真が多く使われているので、とても理解しやすかったし、自らがとても楽しそうに様々な日本の文化を体験していて、その姿勢にも好感を持ちました。 さすがに世界的なアーティストだけあって、ハッとするシャープなコメントが抜群によかった。 この著者は心から日本の文化をリスペクトしていて、なんとか今の世界へと繋げようとしてくれている。でもそのためにはまず日本人自身が自分たちの文化に関心を持たないことには何も始まらない、とも言っている。 これまで多くの日本人・外人のアーティストやデザイナーが日本の伝統工芸の職人たちと仕事をしてきたけれど、この著者のように職人の名前をきちんと掲載して、同志として接している人はいなかったんじゃないかと思う。 ずっと手元に置いておきたい本で、次の本もチェックするつもり。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本の伝統文化に世界が興味を!,
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レビュー対象商品: アレクサンダー・ゲルマン:ポストグローバル (単行本(ソフトカバー))
38歳で業界を引退した世界的なスーパー・デザイナー、アレックス・ゲルマン。彼がグローバル化が進んだ後の国際社会は、各地のローカルな、しかし優れものの伝統工芸職人の出番に違いないってんで、日本各地の伝統工芸家、それも多くは関西の芸術家をリポートしている興味深いカラフルなムック本である。
石川県山中漆器産業・技術センターの若い職人とコラボして作り上げたチェス・セットから始まり、これにドレスアップを施した九谷焼の職人、さらに大阪の観世流女性シテ方、文楽、東大寺長老、武術家、香道家、染織家、リゾート社長、日本酒メーカー社長、フランス懐石料理シェフ、そして流鏑馬と自らもいろいろと体験・試食をしたりして、紹介が続く。最後に京舞妓。アレックス曰く、「京舞妓は、現代社会のサイコロジスト、それも熟練レベルであり、「お茶屋遊び」は心のクレンジング効果である」という。 日本人すら知らない日本の伝統芸術、伝統文化について外国人から「かっこいい!」なんて指摘される事が多々ある日本人社会ではある。(けなされるよりはいいけどね。) 最後にアレックスのもう一つの顔としてDJがある。 本書では彼がプロデュースし今年代官山でコラボしたエレクトロニック・ミュージックとメディア・アートを融合したフェスティバル、「ゲルニカ」の模様が掲載されている。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何も目新しくないところに世界に誇るべきことがある,
By
レビュー対象商品: アレクサンダー・ゲルマン:ポストグローバル (単行本(ソフトカバー))
この本は、単に伝統的な日本を紹介したり
地方の特産物を取り上げるだけの本とは根本的に違います。 メディアをにぎわせる物事だけに目を奪われてしまっている我々日本人に ゲルマン氏は、古臭い伝統の世界をはじめ地方の色々な所から 世界のどこにもない知恵を切り分けてくれます。 先祖が愛してきた日本のいいものを 失って初めて、その良さが分かる そうなってしまう前に日常の日本を見る目を変える本 当たりまえの日本に誇りをもてる本です。 加えて学ぶべきはゲルマン氏のクールな洞察力だと思いました。
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