「3.11と音楽」を特集にした、音楽を中心にしたカルチャー季刊誌の創刊号。3.11以降を対米戦争開戦の12.8以降と比較し、情報統制が行われている、民主主義崩壊の時代とする片山杜秀さんの分析を巻頭に置き、巻末は福島で、下北沢でアクティビスト的な活動を展開するミュージシャン大友良英さんのインタビュー。
そのほか、特集では原発の是非といった二元論での硬直を避ける細密な分析、音楽の責任といった強迫感から距離を置く、しなやかな考察がならぶ。
そのほかの記事もバラエティに富み、日本の神楽から、ワールド・ミュージックの現場・歴史を語るもの、現代音楽論、そして連載小説までならび、音楽にすごく詳しい人でなくても、全ページ読めるのではないかな、と思った。
次号の特集は「Appleと音楽」を予定しているとのこと。うーん、ちょっと狭くなっちゃって苦しいかも。まだ、時間は少しだけあるから、そこはもがいて素人でも読めるクォリティを保ってほしい。