冷戦以後、特に「9.11」と呼ばれる米国同時多発テロ事件の前後の国際情勢を絡めて、アルジャジーラの成り立ちと転機を追う。フランスの政治学者である著者は、同局を「多様化するアラブ世界の新しいアンバランスの証明」だと分析。アラブの民と世界のイスラム教徒に信頼されるためには、米国の覇権主義を糾弾する必要がある。しかしその一方で同局は、アラブの民に伝統的保守主義の限界と、真の民主化、経済改革の必要性を訴えるという、一見相反する役割をも担っている。米国によるイラク侵攻についての同局の報道と、CNNなど米国巨大メディアが世界に発信した報道とを比較して、その特徴を解き明かしていく。
(日経ビジネス 2006/01/16 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
文章が分かりにくい,
By 819 (高知県高知市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アルジャジーラとはどういうテレビ局か (単行本)
中東で独自の活動をするメディアということに興味があり読み始めたのですが、文章が分かりにくく最後まで読むを止めました。できの悪い学生のレポートのようです。アルジャジーラについてはヒュー・マイルズ著の「報道の戦争」(光文社)を読んだほうがよいでしょう。中東のメディアが基本的に政府のコントロール化にあるのに対し、アルジャジーラは報道の立場を貫いているのはわかるのですが、一方でアルジャジーラが積極的にアラブ民族主義を基盤にしているような記述もあり、著者がテレビに出演している人の主張とTV局の主張をごっちゃにしているような印象も受けました。 最後の訳者のコメントは分かりやすく、NHKについて「受信料拒否といった消極対応でなく、自分たちに望ましく必要なメディアは何か積極的に求めていくべき」というのはまっとうな主張だと思います。
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