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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
建築・デザインの真の新しさとは何か,
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レビュー対象商品: アルゴリズミック・アーキテクチュア (単行本)
この本の一番重要な点はコンピュテーションを通してデザインや建築の真の新しさとは何かということを追求している点である。コンピュータの現在の使われ方はコンピュータライゼーション(:手作業でしていたものの機械化)であるのに対し、 それではコンピュータの持つ計算可能性を充分に活用しておらず、道具を使いこなせていない。 コンピューテション(計算)という過程をデザインの中に取り込むことが大切である。としている。 人間は道具をつくり出し、道具が人間をつくり出すとした時の、 我々がコンピュータに対して本質的に持つべき認識が書かれている。 人間がコンピュータという道具と相乗効果を生み出すことによって 人間が自分たちの思考の限界を乗り越えようとし、事実として乗り越えることができている。 という人間とコンピュータによる生成の話しは書かれているのだが, コンピュテーションを用いて得られる膨大な量の解の評価(もちろん評価は人間にしかできない), つまり人間が人間の志向の限界を超えたときに他の人間はどのように評価するべきなのかや、 アルゴリズム自体のクオリティについての検討も本書では詳細には書かれておらず、 今後のアルゴリズミックデザインの課題も伺える。 これまでの人間の思考の限界を超えるためのアルゴリズミックデザインの基本的概念がまとまった本であり、 I世代(インターネット世代)からC世代(Code世代)への移行を示唆する非常におもしろい本である。 建築のみならず全てのデザイナーが考えるべきことが書いてあり,読むべきである。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
建築に関わるすべての人が目を通して損はない。,
By pomukatsura "pomukatsura" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アルゴリズミック・アーキテクチュア (単行本)
一度でも”アルゴリズミック・デザイン”という単語を口にしたことのある建築人は、その概念と正面切って向き合うためにも読んだ方がいい。テルジディスは、アルゴリズミック・デザインにまつわる迂闊な発言や思い込みに、徹底的に釘をさす。 コンピュータを効率化や形態操作の道具ととらえる傾向を否定する。デザインの自由度を拘束する、という恐れを解きほぐす。そして未知の問題を解決する手段としての有効性、人間の想像力の限界を超える可能性をくり返し解く。 コンピューテーション、アルゴリズミック・デザインに関心を持つ人。BIMや3次元設計に携わる人はもちろん、建築に関わるすべての人が目を通して損はない。 不思議なのは、テキストにも、どこかアルゴリズムで生成されたかのような雰囲気を持つこと。目に止まるキーワードがバランス良く詰め込まれ、似た話題が繰り返され、数センテンスごとに主張が入る。ここはtwitterで機能するbotを制作し、ランダムに140字で切り刻んで撒き散らしてみたい。引用されるテキストやコメントから新たな知見が生まれ、そこで生まれる読書体験が、また未知なる体験となるかもしれないから。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
つくりだされるのは形態ばかりという失望させられる内容,
By Kana (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: アルゴリズミック・アーキテクチュア (単行本)
建築だけでなく,おおくのデザインにおいてコンピュータはなくてはならないものになっている. しかし,そのほとんどがコンピュータを単なる道具として,デザインにとって本質的ではない部分でつかっているにすぎない. 著者はコンピュータのパワーをもっとデザインの本質的な部分にいかそうとしている.この本のおおくの章は概念的な記述や既存のアルゴリズミックなこころみの紹介などにあてられている. そこにはアルゴリズミック・アーキテクチャのさまざまな可能性がよみとれる. しかし,プログラムの例がしめされた,アルゴリズミック・デザインの具体的な適用例の章になると,当面,著者が興味をもっているのはアルゴリズムで生成される形態やその過程だけらしいことがわかってくる. そこでは建築が人間をつつみこむものであり,居住性,アメニティなどがめざすべきものだということは,わすれられているようにみえる. コンピュータにさせるべき仕事はこういう目的と形態とをうまくつなぐことなのではないだろうか. 失望させられる内容だった.
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