この作品は通称「おとボク」と呼ばれ、1作目から3年後です。
前作をプレイした方が良いかと聞かれれば、直接的なシナリオの関係はありません。
しかし、前作の設定や名前が使われており知っておくとより楽しめると思います。
今作の主人公は「妃宮千早」です。本編を始めてすぐ分かるのですが、北欧系クォーターである容姿や環境からいじめに遭い不登校、人間嫌いになり、物事を斜めに見る穿った性格になってしまいます。
そんな自分も嫌いな千早が、聖鷹女学院に「男の娘」として転校する事になってしまい、周りとのわだかまりを解消しつつ人間的に成長していきます。
前作のレビューにも書きましたが非常に人間の心の部分に触れた作品です。
人の心の温かさ、惜しみの無い友情や愛情の物語です。少し気恥ずかしい言葉を並べられる分だけ、現実離れした温室的な世界観も持っています。
実際にプレイして、前作のPSP版の不満点が修正されています。
PSP1000ですが、前にあった音割れが完全に解消されました。本体・イヤホン共に良い音質です。また画質もPSPレベルではとても高く、綺麗な画像だと思います。
残念だった事はシステムが前の使いまわしで、L(文章早送り)、R(オートプレイ)、○ボタン(文章送り)、アナログスティック上(バックログ)だけでカスタマイズも出来ません。
また、各音量調整は出来ますが全体的に音量が小さいと感じました。基本的にPSPを小さめの音でプレイするため、大きい音でプレイされる方は不満があるかもしれません。
メモリー関係ですが、セーブは早くロードは数秒かかります。クイックロードが無くストレスを感じるかもしれません。
メディアインストールは420MBで4分ほど完了します。以後は読込先が自動で変わります。無いとキャラの音声に一瞬ロードが入るため、フルボイスなのでした方が良いです。
評価は★4ですが、システム面の若干の不満と新OPが作品の雰囲気に合わないと感じ、気持ち★4.5と思っています。