本書の単純なコンテンツについては商品内容に詳しいので割愛する。
このアルカナハート3というゲーム、所謂コンボゲーなのだが、キャラとアルカナの組み合わせによって戦略が多様になり、キャラ性能もはっきりしておりなかなか面白い。しかしその硬派なゲーム内容に反し、ゲーム売りのひとつが登場キャラすべてが美少女なのである。
そのためこの本を手にしようとする者は、その比較的複雑なゲームシステムやコンボやフレームを把握して「オラもっと強ぇ奴と戦いてぇ!」悟空タイプと、萌え萌えなピチピチギャルにブヒりたい亀仙人タイプのどちらかだと思われる。そういう点でこの本、どうも中途半端な感が否めないのだ。
まず、攻略面では簡単なコンボやキャラ別攻略が載っているが、量が少ないため攻略スレやwikiには及ばない。当然フレームなどの内部データも無いので攻略本としてはかなり不足であろう。アルカディアの一記事程度である。
ビジュアル面ではゲームの限定版にかなり充実した資料が付いていたためか、それに重複するような分野の資料が少ない。キャラクターQ&Aのような内面を掘り下げるコーナーは設けてあるが、亀仙n…もとい私的にビジュアル面でかなり不満が残る。昨年のアルカディアはちちくらべなんて載せていたというのに。まったく。
アルカナハートシリーズはこれまでの版権イラストを並べるにはまだまだ量が少なく、全種載っている携帯ゲームのカードイラストにしても同人レベルな感じは否めない。
対談や小説の読み物も計14ページと多いわけではない。
目立って良い点といえば、各キャラカラーバリエーションの網羅と全トロフィーの取り方解説がされていたところぐらいか。
以上のようにこのゲームを好きな者からすればやはりどれも中途半端で、あくまでもライト層へ向けた内容のような作りなのだが、この本、値段が2400円といっちょまえなのである。その値段に踊らされ「完全版」のような過度な期待のもと買ってはいけない。本書はあくまで「ファンブック」止まりである。