主人公の高校生・堂園ヒカルは芸能界の片隅で燻りながらも、一線で活躍する同年代のモデル・アリナのようにスターになりたいと願っている。しかし、もっとまともな仕事をくれないなら辞めてやると事務所へ直談判に行った時、そのアリナが帰ってきて、同じ事務所だと知る。
間近で見て一目惚れするヒカルだが、アリナは実は同性で――。
そういった流れから始まる話で、アリナの秘密についてはぶっちゃけ表紙を見ればわかるし、帯にも書いてあったりする。
一方のアリナは男女がどうとか言うより性意識が希薄なようで、自分が輝ける今の仕事を気に入っている。そして、事務所で会ったヒカルを気に入ってしまい、物語が、というよりドタバタギャグが始まる。
ギャグの質・量・テンポ全てに作者のセンスの良さを感じる。
後書き漫画やカバー下にも漫画があるのだが、これらにもそのセンスは発揮されていて、この1冊は最初から最後まで実に楽しめた。
方向が合う人なら迷う必要は無いと思う。